「日本語教室ボランティアスタッフのためのスキルアップ講座」の開催
広島市内では、約20の外国人市民のための日本語教室が、日本語ボランティアグループにより運営されています。 それらの日本語教室を支援する目的で、ボランティアスタッフのスキルアップのための研修会を全3回開催しました。
1月10日(火)、第1回研修会の前半では、NPO法人ビザサポートセンター広島理事長の益田浩司(ますだ こうじ)さんに、 今年7月9日(月)からスタートし、大きく制度が変わって全ての外国人市民に関係のある新しい在留管理制度について、ご講演いただきました。
  後半では、財団法人ひろしま国際センター日本語常勤講師の犬飼康弘(いぬかい やすひろ)さんに、 各教室が抱える課題を解決するためには、実際に活動を振り返ることが重要である、というお話をいただき、 各教室の指導状況と問題点を共有するためのグループディスカッションを行いました。
研修会でのグループディスカッションの様子
続いて1月15日(日)、第2回研修会(財団法人ひろしま国際センターと共催)では、 横浜国立大学留学生センター非常勤講師の矢部(やべ)ゆみさんに、 毎日の活動を振り返った時、学習者にどのように役立っているのか、また何が不足しているのかを、 米国の成人に対する識字教育の指標であるEFF(Equipped For the Future)スタンダードの考え方に沿ってお話しいただきました。
  2月14日(火)、第3回研修会では、まとめとして、犬飼康弘さんに、参加者の事例をもとに、 EFFスタンダードの考え方に照らして、学習者の役に立つ学習支援について分かりやすく説明していただきました。
  参加者からは、「学習者の目的を表面的にしかとらえていなかったが、学習者の立場を理解し、個々にあった指導方法を見つけることが重要だと感じた。」などの感想が寄せられました。

(国際交流・協力課)

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