和文機関紙「平和文化」No.180, 平成24年5月号

第8回平和市長会議理事会の開催

 平和市長会議は4年ごとの総会の中間年に理事会を開催しています。 昨年11月9日(水)と10日(木)、スペイン・グラノラーズ市で第8回理事会を開催し、今後の取組や平成25年(2013年)の総会の広島開催等について審議・決定するとともに、今後の運営方法などについて広く意見交換を行いました。 あわせて2020ビジョンキャンペーン協会運営委員会・役員会を開催し、今後の2020ビジョンキャンペーンの展開について協議しました。
【参加都市】
広島市(日本)、長崎市(日本)、グラノラーズ市(スペイン)、ビオグラード・ナ・モル市(クロアチア)、ハラブジャ市(イラク)、ハノーバー市(ドイツ)、マラコフ市(フランス)、マンチェスター市(英国)、ボルゴグラード市(ロシア)、イーペル市(ベルギー)、フォンゴ・トンゴ市(カメルーン)
第8回平和市長会議理事会に参加した各都市代表

第8回平和市長会議理事会に参加した各都市代表

【主な審議・決定事項】
  • 加盟都市を挙げた「核兵器禁止条約」の交渉開始を求める市民署名活動の展開。
  • 「核兵器のない世界」の実現を促す要請文や声明文等の効果的な発信。
  • 加盟都市5000突破を記念した原爆ポスター展開催の加盟都市への呼びかけ。また、2012年のNPT再検討会議第1回準備委員会の開催に合わせたウィーン市での開催。
  • 2013年に広島で開催予定の総会への各国軍縮大使や国連関係者等の招へい。
  • 2020ビジョンを支持するする著名人やオピニオン・リーダーの「2020ビジョンキャンペーン大使」への選任。
第8回平和市長会議理事会の様子

第8回平和市長会議理事会の様子

 最後に審議を総括して、「核兵器廃絶の推進に関する決議文」と「最終コミュニケ」を採択しました。 決議文は全加盟都市のほか、核保有国、核保有・核開発疑惑国、国連に送付し、最終コミュニケは全加盟都市に送付しています。
【意見交換事項】
 ① 今後、理事会開催地を広島市と長崎市に固定すること、② 平和市長会議運営経費の負担のあり方、③ 平和市長会議地域組織の設立と地域ごとの活動の役割分担。
 今後、実務担当者による検討委員会を設立し、ハノーバー市で初会合を開催することとしました。
広島市長がバルセロナ市、ジュネーブ市等を訪問し、平和市長会議の取組への協力を要請
11月10日
 理事会終了後、松井一實(まつい かずみ) 広島市長は、スペイン・バルセロナ市にある都市・自治体連合(UCLG)本部を訪問し、ジョセップ・ロイ事務総長と面会し、平和市長会議との協力関係を強化するよう要請しました。
 続いて、カタロニア州自治政府を訪問し、アルトゥール・マス首相と面会し、平和市長会議の取組への理解と協力を求めるとともに、広島・長崎を訪問し、被爆の実相に触れるよう求めました。
11月11日
ヤコブ・ケレンバーガー赤十字国際委員会総裁との面会

ヤコブ・ケレンバーガー赤十字国際委員会総裁との面会

 スイス・ジュネーブ市にある赤十字国際委員会本部を訪ね、ヤコブ・ケレンバーガー総裁と面会しました。 松井市長は面会の中で、2010年4月、ヤコブ・ケレンバーガー総裁が「核兵器の使用が国際人道法に適合する状況を想像するのは難しい」と発言していることを踏まえ、平和市長会議と赤十字の目指す方向は同じであり、今後、連携を深めていきたいと述べました。

(平和連帯推進課)

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