和文機関紙「平和文化」No.180, 平成24年5月号
一緒に世界へ踏みだそう!

平成23年度「国際交流・協力の日」

 平成23年11月20日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に、「国際交流・協力の日」として32の催しを開催しました。
 12回目となるこのイベントには延べ7,200人が参加し、国際交流・協力について学びました。
☆「地球のステージ6」~久遠(くおん)の帰還・震災特別編~
 今年も、国際医療救援活動を展開されている桑山紀彦(くわやま のりひこ)さん(宮城県名取(なとり)市で病院を開業している精神科医)が案内役となり、ライヴ演奏と大型映像を使って、世界中で起きている様々な出来事を紹介しました。
 ステージは3部構成で、最初のルワンダ篇では、ルワンダ紛争の中で希望を失っていた高校生が桑山さんとの音楽を通じた交流により心を開き、未来への想いをはせ始める様子を通して、戦争被害の悲惨さと平和の尊(とうと)さを訴えます。
 続いて、タイ・カンボジア国境の難民キャンプでの活動の様子と、そのキャンプからインドシナ難民として来日している青年との交流を紹介し、在住外国人と〈共に生きる〉ことの大切さを訴えます。
 最後に、桑山さんの病院は宮城県名取市という東日本大震災の被災地の真っただ中にあり、病院は幸いに津波の被害を免(まぬ)がれたため直後から患者さんが集中したご自身の経験と、被災した皆さんの懸命に生きる姿を、「東日本大震災編」として紹介しました。
 参加者は桑山さんの献身的な活動に深い感銘(かんめい)を受けていました。
☆「ヒロシマからなんとかしなきゃ!」 ~東日本大震災と国際協力~
JICA(独立行政法人国際協力機構)などが全国で国際協力活動の重要性をPRするプロジェクトを開催しました。 地球のステージの桑山さんに、広島からこのプロジェクトのメンバーで歌手の玉城(たまき)ちはるさん、NPO法人代表の渡部朋子(わたなべ ともこ)さん、青年海外協力隊OBの細川光宜(ほそかわ みつぎ)さん、国際協力リポーターの石原遥(いしはら はるか)さんの4人を加え、5人がそれぞれの行っている国際協力活動と東日本大震災の被災地での支援活動について紹介し、広島からできる国際協力活動と被災地支援について考えました。
☆子どもたちが平和を願って演じた「I PRAY(アイ プレイ)」
 原爆を題材に、広島の子どもたちが戦争のない未来を願って演じるミュージカル「I PRAY」を公演しました。
 出演された皆さんの熱演により、会場は大変盛り上がりました。
☆世界の料理と民芸品バザー
ひろしま国際村~世界の屋台

ひろしま国際村~世界の屋台

 国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、ひろしま国際村と題して世界の様々な屋台料理を販売しました。 また、国際色豊かな民芸品バザー会場も多くの来場者で賑(にぎ)わっていました。 売上は各団体の国際協力活動に役立てられます。
☆活動の紹介
 市民団体、大学や企業・団体等がブースを設け、それぞれが取り組む国際交流・協力活動の内容を紹介しました。 会場には、NPO設立やNGO活動についての相談コーナーを併設しました。
☆日本伝統文化の紹介
 着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅(ゆうぜん)の体験を実施しました。 外国人に日本文化に触れてもらい、日本人には再認識してもらうことができました。
☆親子で楽しむ
親子で体験 世界のあそび

親子で体験 世界のあそび

 イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーや、世界のあそびの体験など、親子で楽しめる催しを開催しました。
 このほかにも、英語によるディベートの体験や、広島と世界の若者による意見交換、鍵盤(けんばん)ハーモニカや世界のコインを寄贈することで世界の子どもたちを支援する催しなど、多種多様な催しを開催しました。

(国際交流・協力課)

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