NPT再検討会議準備委員会に合わせ
平和市長会議代表団がウィーン市を訪問
平和市長会議は、今年5月、オーストリア・ウィーン市で開催された2015年NPT(核拡散防止条約)再検討会議第1回準備委員会 に合わせて代表団(9ヵ国13都市32人)を組織して訪問。 NGOセッションでのスピーチ、ワークショップの開催、各国大使や国連関係者との面会等を通じ、被爆地の思いを伝えるとともに、核兵器廃絶に向けた取組の推進を要請しました。
  また、ウィーン市役所及びウィーン国際センターで、平和市長会議加盟都市5,000突破を記念する被爆の実相等に関するポスター展を開催しました。

5月2日(水)
田上(たうえ)富久(とみひさ)・長崎市長がNGOセッションにおいて平和市長会議を代表してスピーチを行い、 各国政府代表に向けて、核兵器禁止条約締結のきっかけとなる合意が得られるよう努力すること、世界各地に非核兵器地帯が創設されるよう努力することを求めました。 また、松井一實(かずみ)・広島市長が推進しているNPT再検討会議の広島への誘致について、実現に向けた支援と協力を呼び掛けました。

5月3日(木)
田上市長をはじめとする平和市長会議代表団がウィーン市役所を訪れ、被爆の実相等に関するポスター展のオープニングに出席しました。

5月4日(金)
ウィーン国際センターにおいてワークショップを開催し、松井広島市長が、被爆者の体験や思いを世界の人々と共有することの重要性や、 2020年までの核兵器廃絶実現に向けた平和市長会議の取組強化等についてスピーチしました。 このほか、田上市長、天野(あまの)万利(まり)・軍縮会議日本政府代表部特命全権大使、NGO関係者が各々の役割についてスピーチを行いました。
  松井市長は、各国大使や包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)事務局のトート事務局長に面会した後、 ウィーン国際センターで開催された被爆の実相等に関するポスター展の記念行事に出席しました。
  この記念行事において、会場を訪れていた2015年NPT再検討会議第1回準備委員会のピーター・ウールコット議長に 「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める市民署名(478,303筆の目録と署名の一部)を提出し、具体的交渉開始に向けての尽力をお願いしました。

平和市長会議主催ワークショップ(5月4日)
「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める市民署名の提出
(5月4日)
5月5日(土)
2020ビジョンキャンペーン協会役員会を開催し、平和市長会議加盟都市の拡大と都市や地域レベルでの活動の充実に向けた取組を進めることを確認しました。 続いて平和市長会議運営基盤強化のための検討会議を開催し、運営経費負担のあり方や地域組織の設立等について意見交換を行いました。

5月6日(日)
松井市長は核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)代表ティルマン・ラフ氏や他のNGO代表と面会し、 平和市長会議の活動への理解を深めてもらうとともに、今後の連携・協力の可能性について協議を行いました。


(平和連帯推進課)

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