和文機関紙「平和文化」No.183, 平成25年7月号
平成25年度防犯セミナー

安全な留学生活のために

 広島市留学生会館では、毎年春に、留学生の生活支援の一環として、防犯セミナーを開催しています。 今年度も、広島県広島東警察署から講師を招き、来日したばかりの留学生を中心に12か国・39名の居住者が、交通ルール、盗難・ひったくりの防止策を学習し、護身術(ごしんじゅつ)を体験しました。
熱心に講座を受ける留学生達

熱心に講座を受ける留学生達

 多くの留学生は市内を自転車で移動しているので、交通ルールを知ることは大変重要です。 セミナーでは、交通ルールに関するビデオを見た後、講師が雨天の場合の自転車走行を実演したり、標識について説明するなど、分かりやすい指導をしてくださいました。
 また、日本は安全な国だというイメージを持っている留学生が少なくないので、常に「自分の身は自分で守る」という意識を持って行動することの大切さを再認識しました。
 護身術の体験では、留学生がペアになり、講師のお手本を見ながら実際に体を動かしました。 最初は恥ずかしがっていた女子学生もいましたが、次第に慣れて、何度も練習をしてお互いの動作を確かめ合っていました。 男子学生も積極的に練習をしていました。
 留学生からは、「今まで知らなかったルールを知ることが出来て大変勉強になった。」「広島で安全に生活していけそうだ。」「自分の国でも同じように役に立つ内容だったので、実践したい。」などの感想がありました。

(広島市留学生会館)

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