和文機関紙「平和文化」No.184, 平成25年12月号

英語で伝えようヒロシマセミナー

 平和記念資料館では、原爆被害に関する基礎知識を英語で伝える方法について学ぶ「英語で伝えようヒロシマセミナー」を実施しています。
 平成25年5月26日(日)と7月21日(日)に実施した「一般の部」には、海外渡航の予定や、ホームステイなどで外国人を受け入れる機会のある一般市民計84名が参加しました。
5月26日に開催された「一般の部」において、ジェイコブズ准教授の話に熱心に耳を傾ける参加者の皆様

5月26日に開催された「一般の部」において、ジェイコブズ准教授の話に熱心に耳を傾ける参加者の皆様

 各回の前半部分では、米国出身の英語教員クレィグ・ネヴィットさんが、原爆被害の概要について英語で説明した後、外国人からよく寄せられる質問に英語で簡潔に答える方法を説明しました。
 5月の第1回セミナーの後半部分では、広島市立大学平和研究所のロバート・ジェイコブズ准教授が、「米国における『ヒロシマ』の定義と現代の核兵器開発」と題し、原爆投下後これまでの米国内での「ヒロシマ」に対する認識や、新型かつ小型の核兵器開発等について講演しました。
 7月の第2回セミナーの後半部分では、ネヴィットさんと広島市国際交流員のクリストファー・キャメロンさんが講師となり、平和記念公園に関する質問や、そのほかの広島の名所等について英語でどのように答えるかをグループで話し合い、発表しました。
 また、留学予定の高校生を対象に6月15日(土)・6月29(土)に実施した「高校生の部」には、合計106名が参加しました。
 セミナーの参加者からは「説明がわかりやすく、簡潔であった」 「英語でプレゼンする練習ができて、よかった」といった感想が寄せられました。

(平和記念資料館 啓発課)

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