和文機関紙「平和文化」No.186, 平成26年7月号
「収蔵資料の紹介」コーナー

今回のテーマは 「消えた家族」

 「収蔵資料の紹介」コーナーでは、平和記念資料館が収蔵している約2万1千点の資料の中から、テーマに沿って、数点ずつ展示しています。
 1945年(昭和20年)8月6日、一発の原子爆弾が投下されました。 強烈な閃光(せんこう)に貫かれ、広島のまちは、家も、人も、何もかもが一瞬にして消滅してしまいました。 遺骨はおろか遺品さえ残らない人は数知れず、一家で全滅した家族もたくさんあります。
 今回は、原爆で消えてしまった6つの家族の形見の品々を紹介しています。 みんなで使っていた湯飲み、部屋に飾っていた一輪ざし、玄関の表札、修理を頼まれていた時計…。 あの日まではいつもと変わらない暮らしがあり、希望の未来がありました。
鈴木六郎さんが撮影した家族の写真。六郎さんの一家は原爆で全滅しました。

鈴木六郎さんが撮影した家族の写真。六郎さんの一家は原爆で全滅しました。

鈴木六郎(すずき ろくろう)さんが撮影した家族の写真。
六郎さんの一家は原爆で全滅しました。

  • 展示場所:平和記念資料館東館3階ミュージアムショップ前
  • 展示期間:平成26年4月10日(木)~平成26年8月31日(日) (予定)
  • 展示資料:実物資料19点、写真10枚

(平和記念資料館 学芸課)

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