和文機関紙「平和文化」No.191, 平成28年3月号

国連軍縮フェローズの受け入れ

 軍縮の専門家を育成する目的で国連が主催する「国連軍縮フェローシップ計画」の研修生(フェローズ)を、昨年10月7日(水)から2日間、広島に受け入れました。
 国連軍縮フェローシップ計画は、国連が昭和54年(1979年)から実施している研修事業であり、昭和58年(1983年)から毎年広島で受け入れを行い、これまでに800人以上が来広しています。
被爆体験証言を聴講するフェローズ一行

被爆体験証言を聴講するフェローズ一行

 今回は、24か国の若手外交官24人が参加し、7日(水)に広島に到着した後、原爆ドームや原爆の子の像の見学、原爆死没者慰霊碑への献花を行うとともに、広島平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を見学しました。 その後、歓迎レセプションに出席し、被爆体験証言者など地元参加者と交流を深めました。
 翌8日(木)は、広島市民から被爆の実相を伝える書籍やCDの寄贈を受けるとともに、被爆体験証言を聴講しました。 さらに、小溝(こみぞ)本財団理事長から平和首長会議の核兵器廃絶に向けた取組などについて説明を受けました。
 今回も研修生達は被爆の実相について理解を深め、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を真摯に願う被爆地の思いを共有することができました。

(平和連帯推進課)

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