平和首長会議国内加盟都市会議総会に合わせた原爆展の開催
平和記念資料館では、原爆被害の実相を伝え、核兵器廃絶の世論を醸成するため、平成28年11月7日、8日に千葉県佐倉市で行われた平和首長会議国内加盟都市会議総会に合わせて、同市内において同月3日から13日まで、原爆展を開催しました。
初日にはオープニングセレモニーを行い、佐倉市の蕨
(わらび)
市長や当資料館の志賀
(しが)
館長などによるテープカットに続き、佐倉市の小学生2人による原爆詩の朗読が行われました。 セレモニーの後には、志賀館長が蕨市長をはじめ多くの人を対象に展示解説を行いました。
展示会場では、被爆資料のほか、被爆の実相や核兵器の現状を伝える写真パネル、市民が描いた原爆の絵の展示などを行いました。 来場者からは「過去を知り、学び、繰り返さないことが何より大切だと思う」などの感想が寄せられました。
志賀館長による展示解説の様子
展示会場の様子
また、原爆展の一環として実施した川本省三
(かわもと しょうそう)
さんによる被爆体験講話には、子ども連れの方の参加も多く、皆さん熱心に聴講していました。 東京大空襲を経験された参加者からは、「80歳を過ぎても活動する被爆者の姿を見て、またその証言を聴き、自分たちも後世に空襲の経験を伝えていかなければという思いを強くした」との声が聞かれました。
平和首長会議国内加盟都市会議総会に合わせた原爆展は初めての開催でしたが、開催地の方々の平和への想いも知ることができ、有意義な展示となりました。
実施の概要
期間:平成28年11月3日(木)~11月13日(日)(11日間)
場所:佐倉市臼井公民館
来場者数:1,115人
(平和記念資料館 啓発課)
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