第14回広島市民平和友好訪中団の派遣
 中国人民平和軍縮協会(以下、平縮会という)は、平和及び軍縮を推進する中国の全国的組織です。
 本財団と平縮会とは、昭和63年(1988年)に第1回広島市民平和友好訪中団一行が北京(ペキン)等を訪問して以来、29年間にわたり相互訪問を続けています。 14回目となる今回の訪中では、本財団評議員である放射線影響研究所の丹羽(にわ)太貫(おおつら)理事長を団長とする一行6人が、昨年11月10日から14日の日程で北京市、天津(テンシン)市及び上海(シャンハイ)市を訪問しました。 主な用務は次のとおりです。

11月11日(土)
 北京市で、北京展覧館「練磨と奮進の5年」大型成果展を視察し、2012年からの5年間における(シュウ)近平(キンペイ)政権の成果について理解を深めました。

11月12日(日)
 天津市で、在日殉難(じゅんなん)烈士(れっし)労工記念館を訪問し、第二次世界大戦末期の中国人強制連行に関する展示を遺族と共に見学しました。
 その後、天津市人民政府を表敬訪問し、平和首長会議への加盟を要請しました。
 次に天津外国語大学へ移動し、日本語を学ぶ学生約30人に対して、葉佐井(はさい)博巳(ひろみ)団員と瀬越(せごし)睦彦(むつひこ)団員が、日本語で被爆体験を証言し、続いて中国人強制連行の遺族も証言を行いました。 質疑応答の時間には、学生から日本の当時の生活状況や現在の原子力発電に関する質問がなされ、非常に有意義な交流会となりました。

11月13日(月)
 北京市で、中国人民抗日戦争記念館を視察しました。 その後、平縮会の安月军(An Yuejun)秘書長ほか関係者と日中関係に関する意見交換を行うとともに今後の両団体の交流について協議し、今後も未来志向で交流を継続し、相互理解を進めていくことで一致しました。
 今回の訪中では、天津外国語大学の学生との交流会に、中国人強制連行の遺族も同席されました。 日中双方の意見を学生が聴くことは相互理解を進める上で大変有効であり、今後もこの交流事業を継続していきたいと考えています。
第14回広島市民平和友好訪中団
団長 丹羽(にわ) 太貫(おおつら) 本財団評議員、放射線影響研究所理事長
団員 上久保(かみくぼ) 昭二(しょうじ) 本財団理事、広島YMCA総主事
葉佐井(はさい) 博巳(ひろみ) 本財団被爆体験証言者
瀬越(せごし) 睦彦(むつひこ) 本財団被爆体験証言者
津村(つむら) (ひろし) 本財団国際部長
猪丸(いのまる) 雄太(ゆうた) 本財団平和連帯推進課主事
安月军秘書長ほか平縮会関係者との協議

(平和連帯推進課)

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