広島市は海外の6つの姉妹・友好都市ごとに「姉妹・友好都市の日」を定めて、記念イベントを開催しています。
2003年からは、この事業を本財団が市から受託して実施しています。
各イベントの進行役は、広島市が市民に委嘱したヒロシマ・メッセンジャーが務めています。
重慶(じゅうけい)の日
昨年10月20日(土)、広島市留学生会館にて記念イベントを開催しました。
主催―平成30年度重慶の日実行委員会(日本中国友好協会広島支部や本財団など6団体で構成)
重慶市から贈られた菊の展示が来場者を出迎え、その後、来場者は中華菓子の月餅
(げっぺい)と麻花
(マーファー)、ウーロン茶を味わいました。
開会セレモニーでは、実行委員長、広島市長が挨拶し、重慶市長から届いたメッセージが披露されました。
その後、ヒロシマ・メッセンジャーの李汶霖
(り ぶんりん)さんと常虹
(じょう こう)さんが重慶市の街の様子や食文化等について写真を使って分かりやすく紹介するとともに、重慶市に関するクイズや中国語のミニ講座を行い、会場を大いに盛り上げました。
記念ステージでは、日本中国友好協会広島支部の皆さんによる太極拳
(たいきょくけん)が披露され、来場者も一緒に優雅でゆったりとした太極拳の動きを体験しました。
その後、プロの中国琵琶
(びわ)奏者であるティンティンさんによる中国琵琶の演奏が披露され、普段耳にする機会の少ない音色に来場者は、「素晴らしい演奏に感動した」、「音色に癒されました」と話していました。
イベントの最後には、重慶市等から頂いた中国関連グッズの抽選会を行いました。
約200人の来場者は、様々な体験を通して、楽しみながら重慶市や中国への理解を深めていました。
ホノルルの日
昨年11月3日(土・祝)、広島駅南口地下イベント広場で記念イベントを開催しました。
主催―平成30年度ホノルルの日実行委員会(広島日米協会や本財団など8団体で構成)
まず、来場者をフレーバーコーヒーとフルーツジュースでお迎えしました。
オープニングは、古典的なフラ「カヒコ」で始まり、その後、実行委員長、広島市副市長、ビデオによるホノルル市長の挨拶がありました。
続いて、ヒロシマ・メッセンジャーの畑井淳一
(はたい じゅんいち)さんと栗栖雅子
(くりす まさこ)さんが、会場の大型画面に写真を映しながら、ダイヤモンドヘッドなどのホノルル市の観光名所や日系移民の歴史を紹介しました。
次に、ハワイアンバンドとフラのステージが行われ、本格的な演奏と華やかなフラの演舞により、会場はハワイの南国ムードに包まれました。
最後には、来場者も一緒に全員で「愛するハワイ」を合唱し、ハワイの雰囲気を体感してもらいました。
会場内では、ハワイアングッズの展示販売やリボンレイの制作体験を行いました。
また、永年にわたり日米民間交流に貢献した人をたたえる、日米協会「金子堅太郎
(かねこ けんたろう)賞」を受賞された葉佐井博巳
(はさい ひろみ)さんの紹介コーナーでは、授賞式の様子や広島六大学とハワイ大学野球チームとの交流の様子を展示し、葉佐井さんの永年の功績を紹介しました。
約600人の市民が、ホノルル市について、楽しみながら理解を深めていました。
葉佐井博巳さんは平成31年1月26日に亡くなられました。
87歳。
故人のご功績を偲(しの)び、心からご冥福をお祈り申し上げます。