和文機関紙「平和文化」No.203, 令和2年3月号

英語で伝えようヒロシマセミナーの実施

 平和記念資料館では、原爆被害の実相を正しく英語で伝えるための知識と表現を学ぶ「英語で伝えようヒロシマセミナー」を平成18年度(2006年度)から実施しています。
 今年度は7月の実施に続き、2月2日(日)にベーシック編、8日(土)にアドバンス編をそれぞれ実施し、10代から80代まで合計371人が参加しました。
ベーシック編の様子

ベーシック編の様子

 ベーシック編の前半では、翻訳家兼ライターのアナリス・ガイズバート氏が、原爆被害の概要について日本語を交えながら英語で説明しました。 後半は一般社団法人ひろしま通訳・ガイド協会の上田美紀(うえだ みき)氏と山本愛子(やまもと あいこ)氏が、平和記念公園にある慰霊碑などの解説を行いました。
 アドバンス編では、グリーン・レガシー・ヒロシマ共同創設者兼コーディネーターのナスリーン・アジミ氏が講師を務め、ヒロシマの復興について英語で説明しました。 その後、広島市立大学名誉教授のキャロル・リナート氏が、グループディスカッションを指導しました。
 参加者からは、「ガイドの心得を学べた」、「もっと広島のことを知らなければと思った」、「いろいろな方とヒロシマについて話し合い、貴重な意見を聞くことができた」といった声が寄せられました。
(平和祈念資料館 啓発課)
 
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