外国人の増加に伴って、広島市に住む外国人市民が交通事故や犯罪に遭遇する危険性も増えています。
日本の習慣やルールがよく分からないことが原因で、悪気はないのに、知らないうちに問題を起こしてしまったり、トラブルに巻き込まれる外国人もいます。
そういった危険を避け、地域社会の一員として安全に生活してもらうため、9月28日(月)、広島県警察本部と広島中央警察署の協力により、生活ルールや交通安全の学習機会を提供する「外国人市民のための安全教室」を開催しました。
中国、台湾、フィリピン、パレスチナ出身の15人が参加しました。
講師は広島県警察本部と広島中央警察署の警察官です。
母国と異なるため注意が必要な生活や交通のルールを分かりやすく教えていただきました。
講義は「やさしい日本語」を使用し、適宜英語と中国語の通訳を交えながら行いました。
また、難しい内容ばかりではなく、警察署内で110番を受け、巡回している警察官やパトカーの位置と事件発生場所とを即座に映し出す大きな液晶スクリーンがある「110番通信指令室」の見学や、パトカーや白バイとの記念撮影など、楽しい一幕もありました。
参加者の学生や親子は、楽しみながら安全について学んでいました。
(国際交流・協力課)