今回で21回目となる国際フェスタを、昨年11月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって開催しました。
今年度は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、規模を大幅に縮小し、14日にオンライン配信のみで行う5事業を、15日には広島国際会議場を会場とした2事業を行いました。
また11月1日(日)から31日(月)の間、本財団国際交流・協力課のホームページ上に、広島市や近郊で国際交流活動、国際協力活動をしている市民団体など、7団体の活動を紹介する動画を掲載しました。
例年のような、多くの団体の参加による賑
(にぎ)やかな“お祭り”的なイベントとならず残念でしたが、コロナ禍の最中であることに最大限留意し、徹底した感染防止対策を講じたうえで、国際交流・国際協力をテーマとした有意義な内容で本イベントを開催することができました。
(主催―本財団/共催―独立行政法人国際協力機構中国センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市)
◇ オンライン配信で行った事業(11月14日)
今年度、本フェスタでは初めてとなる、ウェブ会議ツール「Zoom
(ズーム)」を使用したオンライン配信での事業には、公的団体や市民団体など、5団体が参加しました。
静止画、動画を活用したわかりやすい資料提示や、寸劇をしながらの進行など、参加した団体それぞれが参加者をあきさせない工夫を凝らしていました。
◇ 広島国際会議場で行った事業(11月15日)
講演会「今、世界とつながる~中村哲
(なかむら てつ)さんの遺したもの~」では、戦乱で国土の荒廃した中東・アフガニスタンにおいて長年にわたり医療や灌漑
(かんがい)・農業支援活動に取り組み、令和元年(2019年)12月に世界に惜しまれつつ亡くなった、国際NGOペシャワール会現地代表・中村哲さんの活動や、平和を築くことへの思いを、同会の代表でありMPS(Peace Japan Medical Services)総院長の村上優
(むらかみ まさる)さんに語っていただきました。
また、「ヒロシマ・メッセンジャーによる広島市姉妹・友好都市の紹介」では、各都市2人、全6都市で12人の令和2年ヒロシマ・メッセンジャーによる姉妹・友好都市の紹介のほか、それぞれの都市をテーマとしたクイズやミニ言語体験など盛りだくさんの内容で、参加者だけでなく、出演したヒロシマ・メッセンジャーの皆さん自身も楽しんでいました。
参加者からは、「各都市の魅力を分かりやすく知ることができ、新しい発見もあった。貴重な体験だった」といった感想が寄せられました。
講演会「今、世界とつながる~中村哲さんの遺したもの~」
ヒロシマ・メッセンジャーによる広島市姉妹・友好都市の紹介
(国際交流・協力課)