平和首長会議では、加盟都市の若手職員等を広島に招へいするインターンシップを実施しています。
本インターンシップは、平和首長会議の取組に対する理解を深めてもらうことにより、各加盟都市との連携強化を図るとともに、被爆の実相についても理解を深め、ヒロシマの平和への思いを共有してもらい、インターンシップ終了後に、それぞれの都市において世界恒久平和の実現に向けた活動を推進してもらうことを目的としています。
<海外加盟都市>
1月11日から25日までの2週間、平和首長会議の副会長都市及びリーダー都市のマンチェスター市(イギリス)からリチャード・オートラムさんを受け入れました。
オートラムさんには、SNSでの発信や、「核兵器禁止条約」の早期締結を求める署名の回収などの事務局業務に従事していただきました。
また、広島平和記念資料館の視察や被爆体験講話の聴講などを通じて、被爆の実相への理解を深めるとともに、広島市立舟入
(ふないり)高等学校を訪問し、マンチェスター市の平和の取組を発表しました。
オートラムさんからは、「インターンシップを通して、平和首長会議事務局の活動について深く学ぶことができた」「帰国後は、核兵器廃絶という私たちの共通の目標を達成するために、事務局とより緊密に連携を図っていきたい」といった感想が寄せられました。
被爆体験証言者の小倉桂子(おぐら けいこ)さん(左)とオートラムさん(右)
<国内加盟都市>
2月1日から3日までの3日間、国内加盟都市から17名をインターンとして受け入れました。
広島平和記念資料館の視察や、被爆体験講話の聴講、被爆体験記の朗読会への参加などを通じて、被爆の実相への理解を深めていただきました。
また、グループワークを実施し、各加盟都市の取組・課題の共有や、平和推進事業の素案作成を行いました。
参加者からは「平和への意識が向上して、取り組む姿勢が変わった」「広島だけでなく他の自治体の取組も学ぶことができてよかった」などの感想が寄せられました。
(平和首長会議運営課)