和文機関紙「平和文化」No.211, 令和5年3月号

資料調査研究会研究発表会会員が研究成果を発表

 昨年12月3日(土)、広島平和記念資料館資料調査研究会の研究発表会が開催され、3人の研究者が発表しました。 来場者は約30人でした。
  • 久保田明子(くぼた あきこ)会員 (広島大学原爆放射線医科学研究所助教)
     「広島平和記念資料館『平和データベース』に入った相原秀二資料について:原爆被爆映像に関連する文書資料・博物館における文書資料の保存と活用に関する考察」と題し、資料を紹介しながら、原爆関連資料のアーカイブ化の展望について報告しました。
  • 高妻洋成(こうづま ようせい)会員 (独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター長・同奈良文化財研究所副所長)
     「展示環境改善の新たな試み」と題し、光触媒技術を用いた新たな装置による実験結果を報告しました。
  • 石丸紀興(いしまる のりおき)会員 (広島諸事地域・再生研究所代表、元広島大学教授)
     「広島の被爆建物に対する合衆国戦略爆撃調査団による被害調査と改修・保存利用への応用に関する研究―鉄筋コンクリート造建物に関連して―」と題し、米国戦略爆撃調査団の報告書に示された情報から鉄筋コンクリート造の建物に絞り、被爆状況を整理して報告をしました。
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