本財団では、毎年、国連が軍縮専門家の育成を目的として実施する「国連軍縮フェローシップ・プログラム」の参加者を受け入れています。
今年度は、6月29日から3日間の日程で、22か国・22名の若手外交官を受け入れました。
42回目となる今回の研修では、香川剛廣
(かがわ たけひろ)本財団理事長及び谷史郎
(たに しろう)副理事長による講話を始め、小倉桂子
(おぐら けいこ)さんによる被爆体験講話や放射線影響研究所研究員による講義を受講するとともに、広島平和記念資料館や平和記念公園を見学しました。
各プログラムにおいて、参加者から多数の質問があり、活発な意見交換が行われるなど、原爆や平和に関する意識の高さが伺えました。
また、被爆者及び本財団の役員・評議員等との交流会では、通訳として広島の高校生・大学生が加わり、次世代を担う若者との交流を深める機会になりました。
参加者からは、「原爆による実際の影響を見聞きしたことで、軍縮分野における新たな見解を得ることができた。」といった感想が寄せられ、将来の安全保障を担う若手外交官に、被爆の実相を深く学んでいただけたものと考えます。
交流会に出席したプログラム参加者、被爆者及び本財団関係者
(平和首長会議・国際政策課)