収容所に収容されている被爆者

皆焼け爛れて半死半生。中には死んだ人もあった。藁のむしろが板の間の教室に並べて敷かれ、その上に寝かされて居た。もっともっと重る様にびっしり寝かされて居り、弟が居ないかと一人一人のぞいて歩く。やけどの人を跨げ。手や足を踏まない様に歩く。私の精神状態も普通ではない。この修羅場をよく歩けたと思います。



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