平和首長会議の活動強化
カザフスタン共和国訪問
小溝(こみぞ)泰義(やすよし)平和首長会議事務総長(本財団理事長)は、松井広島市長の代理として、8月29日にカザフスタン共和国のセメイ市で開催されたネバダ・セメイ国際反核運動25周年記念行事に出席しました。 併せて、平和首長会議加盟都市を訪問したほか、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)等が主催する国際会議に出席しました。
  小溝事務総長の主な用務は次のとおりです。

ネバダ・セメイ国際反核運動25周年記念行事への出席
  この行事は、旧ソ連のセミパラチンスク核実験場の閉鎖を求める運動開始から25周年を迎えたことを記念して開催されました。
  小溝事務総長は、広島市長のメッセージを代読するとともに、一万人を超える市民が集まった会場で、広島から持参した被爆樹木二世であるイチョウの苗木の植樹を行うなど各種行事に出席しました。

平和首長会議加盟都市訪問
  首都アスタナ市の市長及びリーダー都市であるセメイ市の副市長と面会し、平和首長会議の活動に対する更なる協力と未加盟都市に対する加盟の呼び掛けをお願いしました。
市長メッセージを代読する小溝事務総長
  アスタナ市長からは、未加盟都市に対して積極的に働き掛けを行いたい旨、また、セメイ市副市長からは、引き続き広島、長崎、セメイ及び平和首長会議が連携し、核兵器廃絶に向けて取り組んでいきたいとの発言がありました。

第21回IPPNW世界大会への出席
  アスタナ市で開催されたIPPNW世界大会の全体会議「核兵器の人道的影響」に出席し、IPPNWの世界規模での継続的な活動に敬意を表するとともに、被爆の実相や核兵器の非人道性を訴え、平和首長会議の取組等についてスピーチを行いました。
  また、IPPNW共同会長でICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の中心的な人物の一人でもあるティルマン・ラフ氏と面会し、第3回核兵器の人道的影響に関する国際会議(12月8・9日開催 ウィーン市)に向けた意見交換を行いました。

第10回「環境・放射線・健康」国際会議への出席
  セメイ国立医科大学で開催された第10回「環境・放射線・健康」国際会議に出席し、セメイと広島、長崎の被曝者医療の連携の重要性等についてスピーチを行ったほか、同大学主催行事に出席しました。 同大学学長からは、引き続き広島、長崎と連携し、被曝者医療の推進と核兵器廃絶に向けて取り組んでいきたいとの発言がありました。

(平和連帯推進課)

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