こども平和キャンプ
〜楽しみながら平和を考える〜
 本財団では、6月3日から1泊2日の日程で、小・中学生向けの平和キャンプを、広島市三滝(みたき)少年自然の家と広島市似島(にのしま)臨海少年自然の家との共催で実施しました。
 通算24回目となる今年のキャンプには、4年生以上の小学生23人、中学生5人、18歳以上のボランティア6人の計34人が参加しました。
 1日目は、被爆体験伝承講話を聴いたり、被爆後の復旧の様子を紹介したアニメを鑑賞するなどして、被爆の実相について学習し、続いて、原爆ドーム前から広島港まで被爆電車に乗り、車内で沿線の被爆建物などについて説明を受けた後、似島へ移動しました。
 似島では、かつて戦争と原爆に翻弄(ほんろう)された似島の歴史を詳しく学び、遺構を見学しました。 夜には、キャンプファイヤーや星空観察を行いました。
 2日目は、似島とバウムクーヘンの関わりを学び、実際に皆で協力してバウムクーヘンを作り、おいしく食べました。
 最後に、似島の慰霊碑を参拝し、班ごとに2日間の学習の振り返りを行いました。 振り返りの中では「核兵器はなくなってほしい」、「戦争はしないほうがよいと思った」といった声が出るなど、次世代を担う小・中学生が、楽しく時間を過ごしながら、平和について考える有意義な機会となりました。
似島の歴史を学んでいる様子

(平和記念資料館 啓発課)

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