今から69年前の夏、米国の森林学者で平和運動家のフロイド・シュモー氏は、国境を越え、人種を超えた仲間とともに広島へやってきて、住まいを失った人々のために家を建てる活動を進めました。
活動に参加した若者たちは、一棟、また一棟と力を合わせて家を建てることで、お互いを理解し、友情を深めました。
建てられた家には移り住んできた子どもたちの笑顔があふれ、笑い声が響きました。
今回の企画展では、笑顔が絶えない作業現場の様子や、シュモーハウスに暮らした子どもたちの写真などを紹介します。
未来を担う若い世代をはじめ多くの方にご来場いただき、シュモー氏が家を建てる活動に込めた想いを受け止め、平和な世界をつくるためには私たち一人一人が互いを理解し、思いやり、友情を育むことが大切なのだと感じていただければと思います。
なお、8月4日から6日には、10時から15時まで解説員が常駐し、展示解説を行います。
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長崎のシュモーハウス建設の様子 (1951年 (昭和26年)) ジーン・ウォーキンショー氏寄贈
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