外国人市民の日本語能力向上支援
 地域日本語教室のボランティア同士の連携を深め、スキルアップを図るための講座と、各教室が抱える課題の一つであるボランティア不足を解消するためのボランティア養成講座を開催しました。

① 日本語ボランティアスキルアップ講座(全2回)
 第1回(1月26日(土))は、特定非営利活動法人安芸(あき)高田(たかた)市国際交流会理事/事務局長の明木(めいき)一悦(かずよし)さんを講師にお迎えし、災害時の外国人支援について、安芸高田市における具体的な取組や他都市での事例紹介をもとに、どのような支援が外国人にとって必要であるかを学びました。 ワークショップでは、昨年7月の西日本豪雨災害時の行動を振り返りながら、日本語教室ではどのような対策や支援ができるのかについて話し合いました。
 第2回(1月29日(火))は、広島大学大学院教育学研究科の渡部(わたなべ)倫子(ともこ)さんを講師にお迎えし、日本語評価について、テストがどのような役割を持つのか、グループに分かれて意見交換しながら、テスト本来の目的や評価の方法等について学びました。 日本語を評価することによって、より良い日本語教室活動や日本語学習支援に生かしていくヒントを得ながら、具体的な活動について考えました。
明木一悦講師のワークショップ
渡部倫子講師のワークショップ
 第1回・第2回合わせて54人が参加し、アンケート調査では、「今後の活動の参考になった」 「いろいろな意見が聞けてよかった」など、満足したとの回答が多く寄せられました。
② 日本語ボランティア養成講座(上期・下期全5回づつ)
日  時 内  容
第1回 上期 平成30年8月18日(土) 外国人市民について、どのような人がどのように日本語を学んでいるかを学び、また、日本語ボランティアを始めるに当たって必要なことや、やさしい日本語も学びました。
下期 平成31年2月12日(火)
第2回 上期 平成30年8月25日(土) 国語と日本語の違い、日本語で日本語を教えること、日本語文法の基礎について重点的に学びました。
下期 平成31年2月19日(火)
第3回 上期 平成30年9月1日(土) 日本語の教え方ついて、例文を用いて学びました。
下期 平成31年2月26日(火)
第4回 上期 平成30年9月1日(土) 広島市内で活動している日本語教室の紹介と交流会を行い、意見交換をしました。
下期 平成31年2月26日(火)
第5回 上期 平成30年8月18日(土) これまでの復習を行い、また、ボランティア教室での悩みや疑問を解消するため、グループワークを実施しながら学びました。
下期 令和元年8月開催予定 最終回は、日本語教室ボランティア活動を実際に開始した後のフォローアップ研修となります。
 講座は、上期・下期合わせて定員を超える88人もの受講者で会場が満席となりました。 講座終了後、日本語ボランティア活動をしたいと、受講者全員が活動への関心を高めていました。
③ 平成31年度日本語ボランティア養成講座
 本年度は、内容を拡充し、令和元年8月20日(火)から全10回の講座を開催します。 対象者は主にこれからボランティア活動を始めようと考えている人です。 募集内容は『ひろしま市民と市政』8月1日号に掲載しています。多数の応募をお待ちしています。
第1回のワークショップの様子

(国際交流・協力課)

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