企画展では、被爆当日から亡くなるまで、病床でつづられた弟・直登の日記を中心に、兄・五郎の追悼文や作品を紹介しながら、時を超えた2人の対話を再現します。
【展示内容】
(1) 映像展示(大型3面映像、約30分)
1945年8月6日、四國直登は爆心地から約1キロの幟町の臨時兵舎で被爆。
左脚に重傷を負い2日後に帰宅しますが、母や弟の懸命な看病もむなしく8月28日に亡くなりました。
直登はその過程を毎日欠かさず日記につづっていました。
3年間のシベリア抑留から帰国し、弟の被爆死を知った五郎が、この日記を読んで直登と対話するように思いを語ります。
女優の木内みどりさんが五郎と直登の二役を演じ、映画監督で俳優の塚本晋也さんがナレーションを務めます。
(2) 情報端末での展示(日本語、英語、韓国・朝鮮語、中国語の4言語で閲覧ができます)
・四國五郎は、亡き弟をしのんで多くの著作を残しています。
直登に捧げた詩「弟への鎮魂歌」を含む全6編を紹介します。
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