被爆体験を語り継ぐため、被爆体験伝承者・被爆体験記朗読ボランティアを全国に派遣しています
 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、平成30年度から、被爆者の体験や平和への思いを次世代に語り継ぐため、全国の小中学校、高等学校、自治体、その他の団体が行う平和学習の場に、被爆体験伝承者と被爆体験記朗読ボランティアを無料で派遣する「被爆体験伝承者等派遣事業」を実施しています。
 平成30年度の派遣件数は306件(被爆体験伝承講話270件、被爆体験記朗読会36件)でした。 2年目となる今年度は、450件を超える派遣を実施する予定です。
 5月には、ロシア・ボルゴグラード市でも英語による被爆体験伝承講話と被爆体験記朗読会を開催しました。
 派遣先の学校等からは多数の感想が寄せられています。 被爆体験伝承講話を聴いて、「原爆が落とされた当日の様子を体験しているかのように緊張感をもって聞くことができ、当時の写真や時代背景等の説明もあり、社会科の学習にもつなげることができました。 広島で生まれ育った方の話を直接聞くことができたことは、児童にとっても教員にとっても、とても有意義な時間となりました。」、また、被爆体験記朗読会では、「生徒は真剣に耳を傾けていました。一人ひとりの命の尊さや、一瞬で当たり前の日常を奪い去った原爆、また、戦争について、この朗読会を通じ生徒は多くのことを感じ取ったようでした。」などの感想が寄せられています。
 実施内容についての詳細は、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館ホームページ>>に掲載しています。
被爆体験伝承者の話に耳を傾ける子どもたち
(令和元年10月24日 / 福島県いわき市立入遠野(いりとおの)小学校)

【お問い合わせ】 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
TEL (082) 207−1202

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