和文機関紙「平和文化」No.214, 令和5年12月号

平和文化を感じる11月なりました!

平和文化月間ロゴ
 「平和文化月間」の11月に、「被爆の実相」等を背景とした、平和を願う多彩なイベントが開催されました。 3年目となる今年度は、多くの若い世代の参画を得て、80を超える平和文化月間イベントが開催されました。 市民の皆さんに平和への思いを共有していただくとともに、若い世代にバトンを渡すことができたと思います。
 また、今年は、新たに平和大通り等において、デジタルサイネージやバナーを活用したPRを行いました。 さらに、昨年度に引き続き、デジタルスタンプラリーも実施しました。
 ここでは、本財団が主催したイベントをご紹介します。

オープニングイベント 〔10/30(月)〕

 平和文化月間のオープニングを飾るイベントを広島国際会議場で開催しました。
 第1部では、松井一實(まつい かずみ)広島市長と、市内の小学6年生 𠮷永志帆(よしなが しほ)さん、景山倖大(かげやま ゆきと)さんがナビゲーターを務め、広島文化学園大学音楽学科の皆さまの演奏や歌唱とともに、被爆と復興の歩みを振り返りました。
ナビゲーターを務めた松井市長と吉永志帆さん、景山倖大さん
ナビゲーターを務めた松井市長と吉永志帆さん、景山倖大さん
講演する為末大さん
講演する為末大さん
 第2部では、元陸上競技選手・為末大(ためすえ だい)さんを講師としてお迎えし、スポーツと平和をテーマに「平和文化講演会」を行いました。 ご自身のアスリートとして活躍されていた時期のエピソードも交えながら、スポーツがどのように平和に貢献できるかなどについて、お話しいただきました。
 200人を超える来場者の方が、改めて「国際平和文化都市『広島』」の歩みを振り返り、スポーツという視点から「平和」への思いを巡らせるイベントとなりました。
講演する為末大さん
講演する為末大さん

市民平和文化イベント 〔11/3(金・祝)〕

 11月3日に、「令和5年度市民平和文化イベント ~ヒロシマの思い、世界に届け!~」を紙屋町シャレオで開催しました。 平和活動に取り組む若い世代を中心とした市民団体が、ステージ発表や展示発表を行い、日頃の活動や平和への思いを発信しました。
<ステージ発表>
ジュニアウインドオーケストラ広島
ジュニアウインドオーケストラ広島
千田パンフルート合唱隊
千田パンフルート合唱隊
 中央広場のステージでは、平和への思いが込められた音楽、紙芝居・朗読、国際協力活動の取組の発表が行われました。
【ステージ発表出演団体(8団体)】
  • 広島ジュピター少年少女合唱団
  • NPO法人えひめグローバルネットワー
  • ひろしま文化大使 沖田孝司(おきた たかし)さん、沖田千春(ちはる)さん
  • 劇団テルプ
  • ジュニアウインドオーケストラ広島
  • 広島市高校生長期留学生
  • ヒロシマ・ヤング・ピース・ビルダー
  • 千田(せんだ)パンフルート合唱隊
ジュニアウインドオーケストラ広島
ジュニアウインドオーケストラ広島
千田パンフルート合唱隊
千田パンフルート合唱隊
<展示発表>
 店舗スペースを会場に、ポスター、映像等を活用した平和の取組の紹介、市民の平和へのメッセージ、アート、原爆の絵の展示など、様々な方法で各団体が展示発表を行いました。
【展示発表出演団体(9団体)】
  • 広島市立広島商業高等学校
  • 広島市立基町(もとまち)高等学校
  • JICA中国
  • ピースウィンズ・ジャパン
  • (一社)広島市観光ボランティアガイド協会
  • (一財)お好み焼アカデミー
  • 広島サミット県民会議
  • ひろしま国際平和文化祭実行委員会
 
 ステージ発表、展示発表ともに、平和文化月間にふさわしい充実した内容のものとなり、1,000人を超える来場者がありました。
 ステージ発表会場の中央広場付近では、近くを通りがかった方々が足を止めて発表を鑑賞する姿が見られたほか、展示発表の会場でも、来場者が熱心に出展者の説明に聞き入るなど、多くの市民の皆さまと平和への思いを共有することができた1日となりました。

平和文化賞の受賞者が決定 〔11/18(土)〕

 本財団では、平和文化月間の取組の1つとして、広島市教育委員会が毎年募集している「青少年からのメッセージ」への応募作品のうち、日常生活の中で「平和」を願う気持ちが強く感じられる作品を平和文化賞として表彰しています。
平和文化賞2023
平和文化賞(PDF)
 今年度は、「力を合わせて取り組むということ」というテーマの下、友達や家族と力を合わせて何かに取り組むときに大切にしたいことを作文や漫画・イラストで表現する作品を募集し、多数の応募がありました。 入賞したどの作品も、平和な世界の実現に向けて、互いに理解を深めながら協力することを大切にして行動していきたいという気持ちが表現されており、「平和文化」に相応しいものでした。 作品については、本財団ホーページを御覧ください。
平和文化賞2023
平和文化賞(PDF)
作文部門 小学生の部
「思いを一つに」
「思いを一つに」
 袋町(ふくろまち)小学校6年
 𠮷永 志帆(よしなが しほ)さん
 「違いをのりこえるコミュニケーションの力」
作文部門 中学生の部
 安佐(あさ)中学校2年
 佐々木 美緒(ささき みお)さん
 「学ぶこと・向き合うこと」
作文部門 高校生・一般の部
 広島大学附属高等学校1年
 谷村 咲蕾(たにむら さくら)さん
 「協力ってあったかい」
漫画・イラスト部門
 東野(ひがしの)小学校5年
 梅原 実央(うめはら みお)さん
 「思いを一つに」
「思いを一つに」
「思いを一つに」
(平和市民連帯課)
 
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