和文機関紙「平和文化」No.214, 令和5年12月号

国際フェスタ2023

~ひらこう世界のとびら  であおう世界のなかま~

 11月19日(日)、広島市や独立行政法人国際協力機構中国センターとの共催で、平和大通り緑地帯などの会場で開催しました。
 広島市や近郊で国際交流、国際協力活動をしている65の市民団体や企業団体が、異文化理解や地球環境、多文化共生、日本文化体験などをテーマとして、また、平和という視点も加えて、41の多彩な事業を催し、約1,800人が来場しました。 参加した外国人も日本人も、世界各国の文化に触れる一日となりました。
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
 オープニングセレモニーでは、安田(やすだ)女子大学文学部書道学科の学生による書道パフォーマンスが披露されました。 「みんなが笑って過ごせる 明るい未来を ヒロシマから広げよう」とダイナミックに書き上げ、見学者から大きな拍手が起こりました。
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
安田女子大学文学部書道学科の書道パフォーマンス
安田女子大学文学部書道学科の書道作品
(完成作品)
堀潤さんトークショー
「世界で深まる分断 どう手当てできるのか 現場取材の映像から考える」
講演する堀潤さん
講演する堀潤さん
 ゲストスピーカーとして、元NHKアナウンサーであり現在はフリージャーナリストとして世界を飛び回っている堀潤(ほり じゅん)さんを迎え、ガザ、ミャンマー、香港(ホンコン)スーダンなどの取材映像、ニュースでは取り上げられない現地の人の声、最前線にいる日本人の活動を紹介していただきました。 約100人の来場者は最後まで話に引き込まれている様子が伺えました。
国際交流・協力活動の紹介、相談コーナー
 市民団体等活動紹介コーナーでは15団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。
 本年のNPT再検討会議第1回準備委員会に参加した高校生からは、「各国の若い世代と対話し、お互いを知る必要性」や「これからは自分たち若い世代が中心となって平和を考えていく重要性」を深く理解できたとの発表がありました。
 このほかにも、公的団体や市民団体、NGO、大学生、企業などがブースを設け、参加者は興味のあるブースを回り、交流を深めていました。
外国文化・日本文化の紹介と体験
 外国文化の体験では、中国の切り絵体験、中国結び(中国式組み紐(ひも))体験コーナーを、日本伝統文化の体験では、着物の着付け、茶道、いけばな、書道などのコーナーを設けました。 外国人も日本人も、各国に伝わる文化に興味を持って体験していました。
世界の料理コーナーと民芸品バザー
 国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 ~世界の屋台」と称し、11団体が世界の様々な料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場には8団体が参加し、各国の民芸品などを販売しました。
 このほか、留学生が日本語で故郷について話す発表会、大人から子どもまで異文化体験を楽しめる「地球ひろば」、広島市の姉妹・友好都市について学べるコーナー、世界の舞踊や音楽を披露する屋外ステージ、イベント会場を回ってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーなどを催し、各会場は大いに賑(にぎ)わい、参加者は多文化共生、国際交流・協力について理解を深めていました。
(国際市民交流課)
 
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