和文機関紙「平和文化」No.214, 令和5年12月号

国連軍縮フェローシップ・プログラムの受入れ

 本財団では、毎年、国連が軍縮専門家の育成を目的に実施する「国連軍縮フェローシップ・プログラム」の参加者を受け入れています。 今年度は、9月30日(土)から10月2日(月)の3日間、24か国から24名の若手外交官等を受け入れ、被爆者やユーピースボランティアの皆さんの協力も得て、様々な研修を実施しました。
 今回の研修では、香川剛廣(かがわ たけひろ)本財団理事長による核廃絶への取組の説明、小倉桂子(おぐら けいこ)さんによる被爆体験講話、放射線影響研究所による講義を受講するとともに、広島平和記念資料館、平和記念公園の見学を行いました。
 各プログラムにおいて、参加者は積極的に講師との意見交換や質疑を行うなど、原爆や平和について高い意識を持って研修に臨んでいる様子が見受けられました。
 参加者からは、「原爆による被害や核兵器の危険性について理解を深めることができた。」「これから核廃絶に向けて全力を尽くす決意を新たにした。」といった感想が寄せられています。 核兵器廃絶の根本的理由が核兵器使用による人類の破滅である以上、若手外交官等の皆さんに被爆の実相を深く理解していただけるこの研修は、「核のない世界」の実現に向けて大いに意義があると考えます。
国連軍縮フェローシップ・プログラム参加者一行
国連軍縮フェローシップ・プログラム参加者一行
国連軍縮フェローシップ・プログラム参加者一行
(平和市民連帯課)
 
公益財団法人 広島平和文化センター
〒730-0811 広島市中区中島町1番2号
 TEL (082) 241-5246 
Copyright © Since April 1, 2004, Hiroshima Peace Culture Foundation. All rights reserved.