留学生生活支援セミナー
留学生のための防災センター訪問
広島市留学生会館では、今年度の留学生生活支援セミナーを年3回シリーズで行います。 その第2回目「留学生のための防災センター訪問」を6月26日(土)に開催しました。
  「防災センター訪問」では、昨年に引き続き広島市南消防署のご協力でバスの送迎を行っていただき、当館居住の5ヵ国19名の留学生とその家族、国際交流員、職員の、計21名が参加しました。
  最初の15分は座学で、最近の広島市の火災件数、火災原因について説明を受けました。 たばこ、放火等が主な火事の原因ということでした。 その後、身近にある殺虫剤やヘアースプレー等の缶にLPGガスが使われていることと、その危険性や特性について、 また、ガソリンの揮発ガスの危険性についても実験を交えながら説明を受けました。
  座学の後は体験型の学習を行い、避難訓練、地震体験、消火器の使用方法、119番への通報を実習しました。 避難訓練では、家屋内で煙に遭遇した場合に、なるべく姿勢を低くし、口元をハンカチ等で覆って壁伝いに避難すること、また、避難梯子を伝って下りることを体験しました。 防災センターの担当者から、平素より住居の避難路について確認しておくように、との指摘を受けました。
  次に地震に遭った場合の対処法を学びました。 参加者全員が震度7の揺れを体感しました。 以前は、地震の際には火の元確認が第一とされていましたが、今は、家具や建物の倒壊によるけがを防ぐことが第一にとる行動だと教えてもらいました。
  次に消火器の仕組みを習い、参加者の過半が実際に噴射を体験しました。 「火事だ」と大きく叫び、同時に火元に向けて噴射を行いました。
  最後に、119番の通報練習を行いました。片言の日本語でも通じることが確認できました。
  参加者からは「とても勉強になった」、「消火器の噴射時間と距離が15秒、5メートルと具体的に分かった」との感想がありました。
実際に消火器の噴射を体験する留学生

(広島市留学生会館)

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