和文機関紙「平和文化」No.176, 平成22年10月号

平和への思い育む夏のキャンプ

 本財団では三滝(みたき)少年自然の家と似島(にのしま)臨海少年自然の家との共催で、小学4年生から中学3年生までを対象に、「こども平和キャンプ」を開催しています。 8月2日から4日にかけて行われた今年のキャンプには、小学生45名、中学生5名の参加がありました。
 期間中は、広島平和記念資料館をヒロシマピースボランティアとともに見学し、被爆の実相や原爆の怖さなどについて学んだほか、戦時中の食事体験として折免滋(おりめん しげる)君の弁当(資料館に展示してある黒こげになった弁当を再現したもの)を食べました。
 また、被爆体験証言を聞き、ボランティアとともに公園内の碑めぐりをしました。
資料館での展示解説に耳を傾ける参加者

資料館での展示解説に耳を傾ける参加者

 特に参加者に好評だったのが、被爆ピアノコンサート、海水プール、バウムクーヘン作りでした。 被爆から65年を経た現在でも綺麗な音色を響かせるピアノに、感動を覚えた参加者が数多くいました。 また、友達と協力しながら丹念に焼き上げたバウムクーヘンのおいしさと、団結して作る喜びを味わいました。 似島がバウムクーヘン発祥の地となった歴史についても学びました。
 参加者にとって夏の思い出の1ページになるとともに、戦争と平和を考える良い機会になりました。 また、キャンプ終了後、20人が、平和への気持ちを胸に平和記念式典に参列しました。
 キャンプで生まれた友達とのきずな・平和への思いを、これから先、大きく育んでいってくれることを願います。

(平和記念資料館 啓発担当)

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