デュポール大学の「広島・長崎講座」3回目の現地学習
広島市と長崎市では、被爆者の「他の誰にも同じ思いをさせてはならない」というメッセージに込められた平和への「思い」を学問的に整理・体系化し、 普遍性(ふへんせい)のある学問として若い世代に伝えるため、世界の大学での「広島・長崎講座」の開設・普及に取り組んでいます。
  昨年12月6日(月)〜12月11日(土)、米国・デュポール大学の学生一行22名が、2005年、2007年に続き、3回目となる広島での現地学習を実施しました。
  この講座は、同校が開設している「海外学習講座」の1つで、被爆地広島への訪問を通して、新旧の日本文化に触れるとともに平和問題について学ぶものです。
  広島での滞在期間中、一行は、平和記念資料館や国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の見学、原爆を題材とした詩の聴講、 被爆体験証言者の笹森恵子(ささもり しげこ)氏、肥田舜太郎(ひだ しゅんたろう)氏よる被爆体験証言の聴講、 広島平和研究所研究員との意見交換会、平和記念公園内を巡るフィールドワークなど様々な内容の平和学習を受講することで被爆の実相について理解を深めました。
  12月7日(火)には、秋葉市長を訪問し、市長から「学生の皆さんが広島で学ぶことは、平和な世界を創るため、特に核兵器廃絶の実現のために非常に重要です。 広島訪問で学んだことを活かして、皆さんが21世紀のために重要な貢献をしてくれると信じています。」と激励を受けました。 学生たちは、市長が平和問題や核兵器廃絶に取り組むようになったきっかけや、平和市長会議の活動とその成果などについて質問し、市長の説明を熱心に聴いていました。
平和記念公園を見学

(平和連帯推進課)

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