ウェブ会議システムを利用した被爆体験証言を実施
平和記念資料館では、海外のより多くの人々に被爆の実相を伝え、核兵器廃絶に向けた国際世論を醸成(じょうせい)するため、 海外と資料館とをインターネット回線で結ぶウェブ会議システムを利用した被爆体験証言を行っています。
  この証言活動では、被爆者は、資料館でライブの配信画像により現地会場の様子を確認しながら、被爆体験を語ります。 一方、現地の参加者は、同様に画像で被爆者の様子や証言内容に関係するスライドを見ながら被爆者の話を聞き、その後、被爆者と参加者が質疑応答を行います。
  平成23年度は、12月までにアメリカ、イギリス、ロシアなど海外6ヵ国9都市で11回実施しました。
  11月、イギリス・グラスゴー大学チャペルで実施した会に出席した同大学の研究者から、現地主催者に宛てて 「証言を聞いたことは自分にとって大変重大な経験になった。自らの経験を雄弁(ゆうべん)に語った証言者の、 とてもバランス感覚のある物の見方に深い感銘(かんめい)を受けた」というメメッセージが寄せられました。
ウェブ会議システムを利用した被爆体験証言の様子
  この方法は、双方向通信ができる上、高齢の被爆体験証言者の体力的な負担を大幅に軽減でき、経費面でも効率的です。 今後もウェブ会議システムを利用した被爆体験証言の実施に積極的に取り組んでいきます。

(平和記念資料館 啓発担当)

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