追悼平和祈念館の入館者が200万人に到達しました
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者数が、平成23年11月4日(金)、200万人に到達しました。 200万人目の入館者になったのは、観光で広島市を訪れたドイツ人女性イングリッド・ズッケさん(56)です。 岩川和行(いわかわ かずゆき)館長から、記念品として原爆被害を伝える図録や原爆ドーム型カード立て、花束を贈呈しました。 ズッケさんは、「原爆の被害を受けた街がどう変わったか見たいと思い、広島に来ました。 今日は平和記念公園を散策し、原爆ドームを見た後に追悼平和祈念館を訪れました。 追悼平和祈念館は静かな祈りの場所でした」と感想を述べられました。
  岩川館長は、「これからもできるだけ多くの方々に、追悼平和祈念館や平和記念資料館にご来館いただきたい。 そして、両館での体験を自分の中だけにとどめておくのではなく、家族や友人など身近な人に伝えていただきたい」とコメントを発表しました。
200万人目の入館者となったイングリッド・ズッケさん
(左から3人目)
  追悼平和祈念館の入館者数は、平成14年8月1日の開館以来、9年3ヵ月で200万人に達したことになります。 平成22年度の入館者数は約21万5千人と、年度別では過去最高を記録しました。
  追悼平和祈念館では、原爆死没者を静かに追悼し、平和について考える場所として「平和祈念・死没者追悼空間」を設けるとともに、 原爆死没者のお名前と遺影(写真)の登録、被爆体験記や被爆証言映像などの収集、公開を行っています。 また、戦争や原爆の恐ろしさ、平和の大切さを語り継ぐことを目的とした被爆体験記朗読会を開催しており、 平和学習で広島を訪れる児童・生徒を初め、多くの方々に来館していただいています。
  海外からの来館者も多く、被爆体験記の一部は母国語で読むことができるように、英語や中国語、韓国・朝鮮語など16言語に翻訳しています。 また、英語による被爆体験記朗読会の開催や、被爆体験記・被爆証言映像のホームページ掲載なども行っており、これからも広く内外に情報発信してゆきます。

(国立広島原爆死没者追悼平和祈念館)

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