平成23年11月20日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に、「国際交流・協力の日」として32の催しを開催しました。
12回目となるこのイベントには延べ7,200人が参加し、国際交流・協力について学びました。
☆「地球のステージ6」 〜久遠の帰還・震災特別編〜
今年も、国際医療救援活動を展開されている桑山紀彦さん
(宮城県名取市で病院を開業している精神科医)が案内役となり、
ライヴ演奏と大型映像を使って、世界中で起きている様々な出来事を紹介しました。
ステージは3部構成で、最初のルワンダ篇では、ルワンダ紛争の中で希望を失っていた高校生が桑山さんとの音楽を通じた交流により心を開き、未来への想いをはせ始める様子を通して、
戦争被害の悲惨さと平和の尊さを訴えます。
続いて、タイ・カンボジア国境の難民キャンプでの活動の様子と、そのキャンプからインドシナ難民として来日している青年との交流を紹介し、
在住外国人と〈共に生きる〉ことの大切さを訴えます。
最後に、桑山さんの病院は宮城県名取市という東日本大震災の被災地の真っただ中にあり、
病院は幸いに津波の被害を免れたため直後から患者さんが集中したご自身の経験と、
被災した皆さんの懸命に生きる姿を、「東日本大震災編」として紹介しました。
参加者は桑山さんの献身的な活動に深い感銘を受けていました。
☆「ヒロシマからなんとかしなきゃ!」 〜東日本大震災と国際協力〜
JICA(独立行政法人国際協力機構)などが全国で国際協力活動の重要性をPRするプロジェクトを開催しました。
地球のステージの桑山さんに、広島からこのプロジェクトのメンバーで歌手の玉城ちはるさん、
NPO法人代表の渡部朋子さん、
青年海外協力隊OBの細川光宜さん、
国際協力リポーターの石原遥さんの4人を加え、
5人がそれぞれの行っている国際協力活動と東日本大震災の被災地での支援活動について紹介し、広島からできる国際協力活動と被災地支援について考えました。
☆子どもたちが平和を願って演じた 「I PRAY(アイ プレイ)」
原爆を題材に、広島の子どもたちが戦争のない未来を願って演じるミュージカル「I PRAY」を公演しました。
出演された皆さんの熱演により、会場は大変盛り上がりました。
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