留学生会館まつり2012
「元気に! 2012」
留学生をはじめ外国人と市民の皆さんとの交流を深めることなどを目的として、「留学生会館まつり2012」を、平成24年11月4日(日)、広島市留学生会館において開催しました。
  12回目となる今回は、「まつり」を通して留学生会館での国際交流・協力の活動内容をさらに進化させ、 活力ある「元気」な会館をアピールすることを目指し、テーマを「元気に! 2012」としました。

午前10時、2階ホールでオープニングセレモニーが行われ、迫田清三(さこだ せいぞう)留学生会館長の挨拶の後、 市民グループ、プッチーナによるファンファーレが奏でられ、留学生会館まつり2012が華やかに幕開けとなりました。 例年どおり荒神(こうじん)地域の(えびす)祭りと同時開催とし、 好天に恵まれたこともあり、昨年より多い約2,800人の参加者でにぎわい、楽しい一日となりました。

今回も昨年度に引き続き、留学生から、会館まつりの機会を利用して東日本大震災の被災地の皆さんに元気になっていただくようなイベントを実施したいとの声があがり、福島応援コーナーを設けました。 ひろしま福島県人会のメンバーとともに、まつり前日から仕込んだ、東北名物の「いもに」の屋台を出店。 サトイモを中心に野菜や肉をふんだんに使った味噌仕立ての煮込み料理300食と、あわせて、福島県産米「こしひかり」を販売し、 収益金2万円を、福島から広島への避難者の方々に対し、県人会をとおして寄付しました。

恒例となった、「ANA 留学生日本語スピーチコンテスト」は、テーマを「私をささえる元気」とし、当日は、第一次選考会で選ばれた10名の留学生に出場していただきました。 今回は、市民10名の方にも審査員として審査に加わっていただきました。 今回は特に質の高い内容であったと講評がある中、最優秀賞に中国内モンゴル自治区出身の興安(コウアン)さんが選ばれ、広島・東京往復航空券などの賞品を獲得されました。 優秀賞にはシリア出身のハルドゥーン・フセインさんと、中国出身の孫芸文(ソン ゲイブン)さんがそれぞれ選ばれました。

スピーチコンテスト表彰式

屋外外周での名物「お国自慢・味自慢世界の各国料理屋台」では、12か国・地域から13団体が出店し、各国の自慢の料理に腕をふるいました。 今回は、クリーンなイベントを目指して、何度も洗って使えるリユース食器を使用する「リユースプロジェクト」を採用し、ゴミの排出減量にも努めました。

イベント会場のホールでは、「留学生によるミニイベント」として、(こと)演奏や、 日頃目にすることが少ないモンゴル、ネパール、インドネシアの踊りや、ピアノと声楽の演奏も行われました。
各国料理屋台
研修室会場では、「I love my homeland 〜留学生とのおしゃべりコーナー」と題して、16か国の留学生が母国の紹介をしました。 2012年に来日したばかりのパプアニューギニア、ナイジェリアからの留学生は、英語と片言の日本語を交え、一生懸命母国の紹介をし、その姿がとても印象的でした。 市民の皆さんからは、留学生とふれあう機会が持てて、楽しく貴重な体験だった、などの感想を数多くいただきました。

また、1階の交流ラウンジでは、市民の皆さんから、「南京玉すだれ」、「風船ショー」、「フラダンス」、「マジック」、「生け花体験」、「バルーンアート」、「エコ講座」など、興味深い大道芸の披露や、ワークショップなどをご紹介いただきました。

当日は広島市立大学と広島女学院大学の12名、そして、JTCAキズナプロジェクトメンバー11名の皆さんに、留学生と一緒にボランティアとしてご協力いただき、有意義な国際交流の一日となりました。

(広島市留学生会館)

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