「姉妹・友好都市の日」記念イベント
市民が海外文化を堪能
広島市は、海外の姉妹・友好都市提携六都市に対し、2001年に都市ごとに「姉妹・友好都市の日」を設けて、記念イベントを開催しています。 2003年からは、この事業を本財団が市から受託して実施しています。 各イベントの進行役はヒロシマ・メッセンジャーが務めました。
重慶(じゅうけい)の日
昨年10月21日(日)、広島市留学生会館にて記念イベントを開催しました。主催―重慶の日実行委員会。
  まず、来場者は、四川(しせん)料理の辛さを再現した「汁なし坦々麺」や、中華風かりんとう「麻花(マーファー)」、ウーロン茶に舌鼓(したつづみ)を打ちました。
  その後、ヒロシマ・メッセンジャーの沈琳(シンリン)さんと唐麗花(トウレイカ)さんが、重慶市の名称の由来や観光情報等ついて、映像を作って分かりやすく紹介しました。
  記念コンサートでは、2002年に来日し、日本全国で演奏活動を行っておられる戴茜(ダイ チェン)さんによる古箏(こそう)の演奏や、 広島市在住の三浦琉璃(るり)さん他、しおん中国舞踊工作室の皆さんによる中国民族舞踊の披露、 最後に、日本中国友好協会広島支部の皆さんの指導のもと、来場者全員で太極拳(たいきょくけん)の体験を行いました。
  さらに240人の来場者は、重慶市から頂いた記念品の抽選会などで楽しみながら重慶市や中国への理解を深めていました。 来場者アンケートでは、74%の方が、重慶市民のホームステイを考えてもよいと回答されました。
戴茜さんによる古箏の演奏
ホノルルの日
昨年11月3日(土・祝)、広島駅南口地下イベント広場において、「ホノルルの日」記念イベント「ホノルル・フラパーティー」を開催しました。主催―ホノルルの日実行委員会。
  まず、来場者をフレーバーコーヒーやフルーツジュースでお出迎えし、さらに、松井広島市長を初め、関係者スタッフ全員がアロハシャツを着て気分を盛り上げました。 イベントの初めに古典的なフラ「カヒコ」によるオープニングの後、委員長、市長、ビデオによるホノルル市長の挨拶を行いました。
来場者がステージでフラを踊る
  続いて、ヒロシマ・メッセンジャー永田京平(ながた きょうへい)さんと鉄村博美(てつむら ひろみ)さん、 そしてホノルル出身のダリル・サトウさん、アメリカ出身のケリー・ジャクソンさんの4人が、大型映像装置を使い、ホノルル市の食文化、歴史、観光地などを紹介しました。
  メインは、3組のハワイアンバンドとフラのチームによる本格的なステージです。 かわいい子供たちのフラや、優雅で華麗な女性のフラで、会場は南国ハワイのムードに染まり、華やかな雰囲気に包まれました。 また、来場者参加イベントとして、ハワイアングッズの当たるクイズや、出演者と来場者がステージ上で一緒にフラを踊るレッスンも行われ、 最後は「愛するハワイ」を参加者全員で合唱してイベントを終了しました。
  会場内では、ハワイアングッズの展示販売やリボンレイ製作体験もあり、約500人の市民が、アメリカやホノルル市について理解を深めていました。
ボルゴグラードの日
昨年11月11日(日)、広島市留学生会館で記念イベントを開催しました。主催―ボルゴグラードの日実行委員会。
  今年は広島市・ボルゴグラード市姉妹都市提携40周年に当たり、ボルゴグラード市の代表団をお迎えして行いました。
  まず、来場者は、チャナヒやブリヌィの試食とグルジアワイン、ロシアンティーの試飲などめずらしいロシア料理や飲み物を楽しみました。
  ホールでのセレモニーでは、委員長、松井広島市長、ボルゴグラード市長の挨拶を行いました。 その中で、両市友好のあかしとして、被爆樹木のイチョウの種が広島市長からボルゴグラード市長に贈呈されました。 その後、ヒロシマ・メッセンジャーの山田英雄(やまだ ひでお)さん、中西利恵(なかにし りえ)さんが、 9月に広島市代表団の一員として訪問した時の様子や、ロシアの歴史、ボルゴグラード市について、映像を使って分かりやすく紹介しました。
  続くロシア音楽コンサートでは、広島ジュニア マリンバ アンサンブルのマリンバ打楽器、 田中香月(たなか かづき)さんのピアノ、 広島合唱団の合唱により、さまざまなロシアの楽曲を披露しました。 特に、広島合唱団のメンバーが、7月にボルゴグラード市を訪問した際の現地での交流の様子を報告し、 お世話になったお礼として来賓の方々へお土産を渡すなど、より一層交流を深めました。 最後はロシア民謡の「トロイカ」などを参加者全員で歌って楽しみました。
  このほか、会場内にはロシア・ボルゴグラード市の紹介展示コーナーもあり、ロシアの民芸品やボルゴグラード市の風景、交流の様子の写真などを展示しました。
マリンバ打楽器によるアンサンブル
また、1階ロビーでは、姉妹都市提携40周年の関連行事として、イベント当日から22日(木)まで、ボルゴグラード市紹介展を開催し、 9月に広島市代表団が訪問した時の写真やボルゴグラード市から贈られた記念品などを展示しました。
  当日は、雨にもかかわらず280人もの来場者が訪れ、姉妹都市交流の輪を深めました。

(国際交流・協力課)

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