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平成24年度「国際交流・協力の日」
平成24年11月18日(日)、広島国際会議場、平和大通り緑地帯などを会場に、国際交流や国際協力の31の催しを開催しました。
  今年で13回目となるこのイベントには、延べ約6,850人の参加がありました。 参加者は、国際交流・協力について、楽しみながら学んでいました。 (主催 平成24年度「国際交流・協力の日」実行委員会 ― 本財団、広島市ほか計70団体で構成)

☆「地球のステージ4」〜果てなき回帰+震災未来編〜
今年も、国際医療救援活動を展開されている桑山紀彦(くわやまのりひこ)さん(宮城県名取(なとり)市で病院を開業している心療内科医)が案内役となり、 語りとライヴ演奏、そして大型映像を駆使し、日本や世界で起きている様々な出来事を紹介しました。
@「ジャワ島中部震災救援篇」
  2006年5月にインドネシアで発生した大地震の被害により希望を失っていた現地の子どもたちが、 桑山さんと音楽を通じた交流により心を開き、未来へ想いを()せる様子を通して、 震災被害の悲惨さと、それを乗り越え前を向いていく勇気の(とうと)さを訴えました。
A「自転車日本一周篇」
  桑山さんが自分探しの自転車日本一周の旅で出会った多くの人や、旅を終えた桑山さんの帰りを迎えた家族とのふれあいなどを紹介し、 自分一人で生きているのではなく、周りの人と「共に」生きているという大事なことに気付いたエピソードを披露しました。
B「震災未来編」
  東日本大震災の被災地において、桑山さんの病院のある宮城県名取市の子どもたちと一緒に取り組んでいる「心のケア」の活動や、 悲しみを乗り越え一歩を踏み出した閖上(ゆりあげ)中学校遺族会の皆さんの取り組みなど、被災地の今を発信しました。
  参加者は桑山さんの発するメッセージにそれぞれ深い感銘(かんめい)を受けて、涙する方も多くいました。

☆「なんとかしなきゃ!プロジェクト」トークセション
JICA(独立行政法人国際協力機構)などが全国で国際協力活動の重要性をPRする「なんとかしなきゃ!プロジェクト」のトークセッションを開催しました。 JICAの国際協力レポーターと、「教師海外研修」に参加し開発途上国を視察した広島や島根からの参加者、計4人の皆さんが、それぞれの視察内容を紹介し、 今後どのような「国際協力」が必要なのかなどのテーマでセッションを行いました。
  その後、広島市JICAデスクの濱長真紀(はまながまき)さんが、 今年で100回目を迎えた青年海外協力隊の「海外原爆展」について、現地の人々の反響や隊員の声などの報告を行いました。

☆「ご存知ですか? 中国帰国者を・・・」
今年初めて参加した、中国残留邦人の帰国後を支えている中国・四国 中国帰国者支援・交流センターにより、 中国帰国者の現状について、パネルなどの展示で分かりやすく紹介しました。 展示のほかに、「中国結び」という中国の(ひも)の結び方の体験や、太極拳(たいきょくけん)などの衣装を着用し写真撮影をするコーナーなど、 来場者参加型企画も用意され、大いに賑わっていました。 来場者は、企画を通して中国帰国者との交流を楽しんでいました。

☆世界の料理と民芸品バザー
国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村 世界の屋台」と称し、20団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。 また、「国際協力バザー」会場も、14団体が参加し、国際色豊かな民芸品などを販売しました。 それぞれ多くの来場者で賑わっていました。これらの売上は、参加団体の国際協力活動に役立てられます。

☆国際交流・協力活動の紹介
市民団体や大学、企業・団体など、計25団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について、取り組み内容を紹介しました。
世界の屋台料理を堪能(たんのう)
  参加者からは「広島にこれだけ多くの国際交流・協力活動団体があることを初めて知りました」との感想も聞かれました。

☆日本伝統文化の紹介と体験
毎年外国人に好評な、着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅(ゆうぜん)の体験コーナーを実施しました。 外国人には日本文化に触れてもらい、日本人には日本文化の素晴らしさを再認識してもらう契機となりました。

このほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるクイズラリーや、 親子で楽しめる催し、 外国人のためのビザや法律相談コーナー、 鍵盤(けんばん)ハーモニカや世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するイベントなど、 各会場は大いに盛り上がっていました。
  ボランティアで手伝ってもらった学生たちからも、「実に楽しかった。来年もやりたい」との言葉を多くいただきました。
英語によるディベートに挑戦
中区マスコットキャラクター“なかちゃん”も一緒に国際交流

(国際交流・協力課)

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