和文機関紙「平和文化」No.182, 平成25年2月号

英語で伝えようヒロシマセミナー

 平和記念資料館では、原爆被害に関する基礎知識を英語で伝える方法について学ぶ「英語で伝えようヒロシマセミナー」を実施しています。
 平成24年5月27日(日)と7月29日(日)に実施した「一般の部」には、海外渡航の予定や、ホームステイなどで外国人を受け入れる機会のある一般市民、合計約130名が参加しました。
5月27日に開催された「一般の部」において、講師のクレイグ・ネヴィット氏が参加者からの質問に答える様子

5月27日に開催された「一般の部」において、講師のクレイグ・ネヴィット氏が参加者からの質問に答える様子

 各回の前半部分では、米国出身の英語教員クレイグ・ネヴィットさんが、原爆被害の概要について英語で説明した後、外国人からよく寄せられる質問に英語で簡潔に答える方法を説明しました。
 5月の第1回セミナーの後半部分では、本財団のスティーブン・リーパー理事長が、世界の核兵器の現状や、核兵器禁止条約の締結を目指す国際的な機運の高まりについて講演しました。
 7月の第2回セミナーの後半部分では、ネヴィットさんやリーパー理事長が講師となり、被爆等の影響に関する英語での質問にどのように答えるかをグループで話し合い、発表しました。
 また、留学予定の高校生を対象に5月26日(土)・6月16日(土)・6月21日(木)・6月30日(土)に実施した「高校生の部」には、合計約140名が参加しました。
 セミナーの参加者からは「説明がわかりやすかった」「海外で『ヒロシマ』を伝えたい」「今後ももっと知識を深めていきたい」といった感想が寄せられました。

(平和連帯推進課)

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