「日本語教室ボランティアのためのスキルアップ講座」の開催
  広島市内では、約20の外国人市民のための日本語教室が、ボランティアグループにより運営されています。 これらの日本語教室を支援する目的で、研修会を全3回開催しました。
  1月20日(日)、第1回目では、NPO法人多文化共生リソースセンター東海の代表理事である土井(どい)佳彦(よしひこ)さんに、災害時における外国人市民支援についてお話しいただきました。 東日本大震災の経験談や具体的な事例を紹介していただきながら、災害時に実際どのような外国人支援が必要となるのかということについて、教えていただきました。
  続いて1月27日(日)、第2回目では、広島市立大学国際学部准教授の岩田(いわた)一成(かずなり)さんに、災害時の「やさしい日本語」について、ワークショップを取り入れ、実際にやさしい日本語に置き換える練習を交えながら、ご講義いただきました。 具体的には、「避難してください」は「逃げてください」に置き換えるなど、大変参考になりました。
研修会でのワークショップの様子
  2月10日(日)、第3回目では、呉市日本語教室ボランティアの伊藤(いとう)美智代(みちよ)さんに、孤立しがちな外国人市民の社会参加を促す活動について、ワークショップを交えながら教えていただきました。 この教室には、技能習得のため来日する研修生が多いということです。 この教室の学習者の()鵬鵬(ホウホウ)さん、グリッタメート・ギットさん、ヒェップ・ズン・ヴァさんより、実際の日本語教室での体験を紹介していただきました。
  日本語ボランティアとして活動している参加者からは、「今後の活動に活かしたい」、「具体的な事例が参考になった」、「他の教室の活動を知る良い機会となった」、「ネットワークの大切さを感じた」などの感想が寄せられ、日本語ボランティアに関心のある参加者からは、「自分にも協力できそうなことがありそうな気がした」、「ボランティア活動についてもっと勉強したいと思った」などの感想が寄せられました。

(国際交流・協力課)

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