中・高校生ピースクラブ
被爆ピアノコンサート 〜みんなで平和への思いを奏でよう〜
|
平成１４年度から広島市と本財団は、平和の推進に取り組む人材育成のため、「中・高校生ピースクラブ」を開催しています。
平成２５年度は２６人が参加し、被爆の実相を学び、長崎市の青少年との交流や他の自治体の中・高校生との平和学習会などを通じて平和の大切さを発信してきました。
平成２５年度の活動の一つとして、多くの人に原爆・平和に関心を持ってもらうため、被爆ピアノコンサートを企画し、１１月２４日（日）、広島駅南口地下広場で開催しました。
出演者は、ピースクラブの参加者が声をかけて、コンサートの趣旨に賛同してくれた学校のクラブ仲間や友だちで、日頃の練習の成果を発表しました。
また、チラシ、プログラム等も全てピースクラブ参加者が手作りし、コンサート当日まで心を込めて準備しました。
会場には３００人もの来場があり、広島ジュピター少年少女合唱団がゲスト出演して、会場を更に盛り上げてくださいました。
また、松井広島市長は挨拶で、「このような事業を若い世代が市内の至る所で行い、みんなで平和な状態を考えることが平和の原点であり、一人一人の心に平和が生まれる。これこそが平和な『まち』である」と参加された市民に語りかけるとともに、中・高校生ピースクラブへねぎらいの言葉を掛けていただきました。
コンサートの最後に、市長、中・高校生ピースクラブと他の出演者全員で「花は咲く」を合唱し、会場一杯に平和のハーモニーを響かせました。
|
|
全体合唱「花は咲く」
|
来場者へのアンケートでは
「こういった活動こそ広島市は支援するべき」
「中・高校生の情熱に心を打たれた」
といった評価や、
「今後もこうした活動を続けていってほしい」
「とても気持ちのいい、ひとときだった」
といった声がありました。
また、十代・二十代の若い世代からは
「平和の大切さ、そのために自分はどうすればよいのかを考えることができた」
「次の世代に 引き継いでいかないといけない」
などのコメントがあり、若い世代の平和意識の高揚を図るという、このコンサートの開催目的を達成することができました。
たくさんの方々の御来場と温かい御声援、ありがとうございました。
|
|
| （平和記念資料館 啓発課） |
|
