広島での平和学習プログラムを全国に紹介することにより、２１世紀を生きる子どもたちが、一人でも多く広島を訪れ、ヒロシマを知り、平和の大切さを学ぶことができるよう、学校関係者や旅行会社などを対象として、広島平和学習セミナーを開催しました。 今回、千葉市が１９回目の開催となりました。
　セミナーには、千葉県から、２６人が出席しました。 　原爆によって壊滅的な被害を受け廃墟と化した広島が国際平和文化都市として復興を遂げる様子や平和記念公園内の数多くの慰霊碑やモニュメント、旧日本銀行広島支店などの被爆建物を紹介しました。 また、平和記念公園めぐり、被爆体験講話、被爆体験記朗読会などのメニューや、広島への修学旅行の例を紹介しました。 　広島平和記念資料館の入館者数から見た地域別の修学旅行の状況を紹介するとともに、中学生を対象とした千葉県から広島への２泊３日の修学旅行のモデルコースの提案や、広島でできる九種類の体験学習を具体的に紹介しました。
　新たな体験型平和学習プログラムとして、被爆体験記や原爆詩の朗読会の開催状況を映像で紹介するとともに、朗読ボランティアによる実演を行いました。 　参加者からは、「朗読は大変心に響きました。映像や写真以外に、被爆体験記や原爆詩が当時のことを知る重要な手がかりになることが分かりました。」、「広島についての情報など、豊富な資料を提供いただいた。このセミナーで得たものをもとに、子どもたちに話していきたい。」などの意見が寄せられました。