和文機関紙「平和文化」No.188, 平成27年3月号
被爆の実相を世界へ

ウェブ会議システムによる海外での被爆体験証言

 平和記念資料館では、インターネットを通じて海外と広島を結び、被爆体験証言を行うことにより、広く被爆の実相を伝え、核兵器廃絶に向けての国際世論を醸成するため、「ウェブ会議システムによる海外での被爆体験証言」を実施しています。
 今年度は、12月までに、米国、ルワンダ、ロシアの方々に向け計4回実施しました。
 20年前に民族紛争による虐殺があったルワンダの生存者や、ロシアのスターリングラード攻防戦を生き延びた方々とも意見交換し、お互いの悲劇を学ぶとともに、証言を語り続けることで、二度と同じような悲劇を起こさないようにしようとの意見が出ました。 また、被爆体験を聞いた学生からは、貴重な話が聞けてよかった、ヒロシマについてもっと学習したいなどの感想が寄せられました。

(平和記念資料館 啓発課)

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