資料展 「電車 走る」 を開催
平和記念資料館では、路面電車と広島の街の歩みを振り返る資料展を、平成27年7月28日から10月31日まで当館東館地下1階で開催しました。

今から約100年前、大正元年(1912年)に開業した路面電車は、戦前、街の発展の礎となり、戦後は復興のシンボルでもありました。 被爆時には、全車両123両の内、108両が被害を受け、市内全路線が運行できなくなりました。 しかし、3日後には、一部区間で運行を再開し、走り始めた電車は市民を元気づけたと伝えられています。
  今回の資料展は、最新の路面電車の研究を踏まえて、被爆前の花電車や、被爆後の復興する街を背景に市民と電車を写した写真や、被爆電車の分布図など15枚のパネルで構成しました。 初公開の写真もあり、来場者からは、「被爆後にいち早く電車が走ったことを知りました」 「電車はずっと広島市民に親しまれてきたのですね」等の感想が寄せられました。
  この資料展は、好評のため、展示期間を当初の9月末より1か月延長しました。
相生橋(あいおいばし)での復旧作業(昭和21年)
岸本(きしもと)吉太(よした)氏撮影/岸本(ひろし)氏提供

(平和記念資料館 学芸課)

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