和文機関紙「平和文化」No.197, 平成30年3月号
国内ジャーナリスト研修

ヒロシマ講座

研修を受講する参加者
研修を受講する参加者
 広島市では、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現に向けた世論の醸成を図るため、今年も国内ジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」を実施しました。
 平成14年度から開始した当講座は、国内の新聞社の若手ジャーナリストを対象に、被爆の実相や被爆地広島の役割、核兵器を巡る世界情勢等について総合的・体系的に学び、その成果を報道や論説活動等を通じて広く国内外に発信していただくことを目的としています。
 16回目の今年の講座は、地方紙の記者10人が参加し、7月28日(金)から8月7日(月)までの11日間、被爆者の証言の聴講や原爆被害に関する講義などを受けるとともに、核兵器廃絶に向けて取り組む若者や平和記念式典の取材などを行いました。
 参加者からは、「研修での体験を社で共有し、新聞社として何ができるか考えたい」、「被爆の実相を継承していく広島市の取組は地元でも見習うべきだと思った」等の感想が寄せられました。
 参加者は、この研修を通じて学んだ被爆者の体験や平和への思いを、8月6日の広島の様子とともに各紙に掲載し、ヒロシマの心を広く伝えました。

(原爆死没者追悼平和祈念館)

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