ノーベル平和センターへの被爆資料の貸出
 ノルウェー・オスロにあるノーベル平和センターでは、平成29年12月から平成30年11月まで、平成29年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に関する展示が行われています。
 展示では、ICANの活動の歴史のほか、広島・長崎の原爆被害について展示されています。 この展示資料として、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館、立命館大学国際平和ミュージアムから被爆資料を貸し出しました。
 広島平和記念資料館から貸し出した資料は、建物疎開作業現場で被爆し、行方不明となった13歳の舛田(ますだ)幸利(ゆきとし)さんの「かばん」と「防空頭巾」です。 父親が市内を駆け回って幸利さんを捜しましたが、遺体すら見つからず、8月7日に近所の人が届けてくれた幸利さんの「防空頭巾」が入った「かばん」が遺品となりました。

(平和記念資料館 学芸課)

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