和文機関紙「平和文化」No.199, 平成30年11月号

英語で伝えようヒロシマセミナーの実施

 平和記念資料館では、原爆被害の実相を正しく英語で伝えるための知識と表現を学ぶ「英語で伝えようヒロシマセミナー」を、平成18年度から実施しています。
 今年度は7月14日(土)にベーシック編、21日(土)にアドバンス編をそれぞれ実施し、10代から80代まで合計332人が参加しました。
 ベーシック編では、資料館職員が原爆被害の概要を英語で説明した後、被爆者の梶本淑子(かじもと よしこ)さんが自身の被爆体験について日本語で話し、ひろしま通訳・ガイド協会の渡邉妙子(わたなべ たえこ)氏が、英語で逐次通訳を行いました。
アドバンス編グループワークの様子
アドバンス編グループワークの様子
 アドバンス編では、広島文教女子大学のクレィグ・ネヴィット氏が講師を務め、原爆被害の概要を英語で説明した後、平和記念公園内の碑や被爆資料等について英語で話すグループワークを行いました。
 参加者からは、「被爆体験証言を初めて聞けて良かった」、「分かりやすい英語で参考になった」、「学んだことを伝えていきたい」といった声が寄せられました。
 資料館では、来年1月にも同セミナーを開催する予定です。

(国際交流・協力課)

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