和文機関紙「平和文化」No.209, 令和4年8月号

平和文化ワークショップ「THINK! Hiroshima ~平和をつくる具体的な方法~」を開催しました

 「平和文化」の振興を図る取組の一環として、身近な生活、社会に視線を向け、そこに存在する社会問題等について考え、「誰もが暮らしやすい」、「平和」な街を築いていくきっかけを見つけることを目的に、6月5日(日)に、主に若い世代を対象とした平和文化ワークショップ「THINK! Hiroshima ~平和をつくる具体的な方法~」を開催しました。
 ワークショップには、10代から50代の24名が参加し、特定非営利活動法人ひろしまジン大学の平尾順平(ひらお じゅんぺい)氏とキムラ ミチタ氏の進行の下、活発に意見が交わされました。
 参加者は、それぞれの活動内容やワークショップに参加した理由などを共有し、「広島は暮らしやすい街であるか」について、意見交換を行いました。 続いて、農業、地域づくり、インバウンド観光・多文化共生、地域福祉、平和の5つの分野で活動する5人のゲストから、活動の背景、現状、課題等に関する発表を聴いた後、活動内容に関する質疑応答など、ゲストと参加者が積極的に交流しました。
 最後に、参加者全員が大きな輪になって、このワークショップを通じて得られた気付きを共有しました。 「平和に向けた活動をしているという意識がなくても、平和につながっている」、「平和という言葉にとらわれない新たな形式のワークショップで、とても楽しかった」、「今後、様々な平和の考え方のディスカッションをやってみたい」などの声があり、参加者の日常生活や職場での活動が平和に結び付いていることを改めて考えるきっかけとなるワークショップとなりました。
 また、ワークショップ終了後も、ゲストや参加者たちが交流している様子が見られ、平和に向けて新たな気付きを得た若い世代のネットワークづくりの場にもなりました。
気付きを共有する参加者
気付きを共有する参加者
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