和文機関紙「平和文化」No.210, 令和4年10月号

被爆ピアノコンサートを開催

 本財団では、市民一人一人が日常の生活の中で「平和」について考え、行動する「平和文化」の振興に向けた取組の一つとして、9月18日(日)、広島市中 区東千田町(ひがしせんだまち)のCLiP HIROSHIMAにおいて、被爆ピアノコンサートを開催しました。
 使用した被爆ピアノは、爆心地より1.8kmの千田町の民家で被爆し、爆風で飛び散ったガラスの破片により無数の傷が残っており、美しい音色とともに、原爆の悲惨さを私たちに伝えてくれる「ミサコのピアノ」と呼ばれています。
 コンサートでは、広島出身のピアニストの渋谷次(しぶや つぎ)さん、バイオリニストの金原ソフィ絢子(かねはら そふぃ あやこ)さんが、マンシーニの「ひまわり」やジョン・レノンの「イマジン」などの楽曲を、平和への祈りを込めて演奏しました。
 また、千田地域を中心に活動する千田パンフルート合唱隊も出演し、合唱とともに、被爆樹木カイヅカイブキで作られたパンフルートの演奏を行いました。
 最後に、出演者全員による東日本大震災復興支援のために作曲された「花は咲く」の合奏を聞き、出演者と来場者は平和への思いを共有し、平和への思いを新たにする機会となりました。
被爆ピアノコンサートの様子
被爆ピアノコンサートの様子
(平和市民連帯課)
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