ハインさん(ベトナム)
こんにちは。
叡啓
(えいけい)大学の学生のハインです。
叡啓大学はソーシャルシステムデザイン学部のみの単科大学です。
この学部では文理の枠を越えた知識やスキルを学び、地域から国際社会まで幅広い舞台で、様々な人と協力して社会の課題の解決に貢献することを目指します。
キャンパスは広島市にありますが、私はこの秋から交換留学生として台湾で1年過ごす予定です。
私は中学生の時に初めて日本語に関心を持ちました。
ベトナムでは小さな私塾が沢山あり、私もそこで日本語を習うようになりました。
同じ塾に、日本人ビジネスマンや研究者の人たちもベトナムの言葉や文化を学ぶために通っており、直接日本人から日本の文化や社会の話を聞くことができ、ますます日本に興味を持ちました。
そして、日本語の授業を受けられる高校に進みました。
定期的に日本人の先生が来校し文化講座等を開いてくれる等、とても充実していました。
大学進学時には、「日本語を学ぶ」のではなく、「日本語で学ぶ」希望を持ちました。
でも、ベトナムから直接日本の大学を受験するのは、とても狭き門です。
そこで、私はまず大阪の日本語学校に入学し、入試の準備を進めることにしました。
日本語学校は学費が高く、アルバイトと勉強の両立はとても大変でした。
でも、「いろんな人と話したい。もっと理解したい」という思いでがんばることができました。
台湾でも、色々な新しい人・物と出会いたいです。
最後に、最近のベトナム事情について触れます。
この夏休みは、コロナ禍になってから初めてベトナムに帰省しました。
私の故郷のフエは、昔王朝が置かれた古都で、日本でいえば京都のようなところです。
前回の帰省では高層ビルはありませんでした。
でも、今回の帰省では、ランドマークのタワーができるなど、急に景色が変わっていて驚きました。
また、物価もとても上がりました。
数年前はノート1冊が日本円で5円程度で買えたのですが、今回の帰省時には275円もしてびっくりしました。
ただし、ニュースでは、ビックマックの価格の高さを比較し、日本とベトナムで大差なくなってきていると言っていたのですが、実は、ベトナムでは外国のチェーン店の物価は昔から高いです。
大衆化しているものは値段が安く、フォーやバインミー(ベトナム風サンドイッチ)は今でも比較的安く食べられますよ。
皆さんもベトナムに行ったら、是非美味しいものを食べてくださいね!