広島市は、海外の6つの都市と姉妹・友好都市提携を結び、交流を行っています。 平成13年（2001年）には各都市にちなんだ「姉妹・友好都市の日」を定め、毎年、この日の前後で市民参画型の交流イベントを行い、都市間交流の一層の拡大と友好促進を図っています。
　7月10日（日）、福屋広島駅前店６階マルチの広場で、「モントリオールの日」記念イベントを開催しました。（主催―令和4年度モントリオールの日実行委員会）
　モントリオール市はカナダ・ケベック州最大の都市で、1976年にはモントリオール・オリンピックが開催されたほか、国際ジャズフェスティバルの開催地としても知られています。
　新型コロナウイルス感染拡大の影響により3年ぶりのイベント開催となった今回、会場には広島市との交流の歴史を伝えるパネルや記念品を展示し、カナダ特産品の展示・販売ブースを設け、約250人の来場者で賑わいました。
　オープニングセレモニーでは、主催者のあいさつ、モントリオール市長から届いたメッセージの紹介、来賓としてケベック州政府在日事務所代表代理、在日カナダ大使館参事官（広報部長）のあいさつがありました。
　続いて、イベント全体の司会も務めるヒロシマ・メッセンジャーの橋本翔子（はしもと しょうこ）さん、山下利恵（やました りえ）さんが、自らの滞在体験を織り交ぜながら「モントリオール市&カナダの紹介」を行い、現地の魅力をわかりやすく伝えました。
　記念パフォーマンスでは、サックス奏者のアンディ・ウルフさんとギター奏者の諏訪光風（すわ こうふう）さんをゲストに迎え、ジャズの生演奏を披露していただきました。 会場には県外から訪れた熱心なファンの方々の姿もあり、素晴らしい演奏に会場は大いに盛り上がりました。
　最後にはメープルシロップやカナダにちなんだ書籍、各種グッズを景品としてお楽しみ抽選会を行いました。
　来場者アンケートでは、特にジャズの生演奏に「心が込もっていて素晴らしかった」「元気をもらえた」といった感動の声が大変多く寄せられました。 また、イベントを通して「モントリオール市、カナダのことがよくわかった」「是非行ってみたくなった」など、同市の魅力を知り交流に興味を持ってくださった方も多くみられ、友好親善を深める大きな一歩となりました。