和文機関紙「平和文化」No.210, 令和4年10月号

「Aloha Festival」を開催

 9月1日(木)夜、エールエール広島駅南口地下イベント広場で、Aloha Festivalと題してハワイ州・ホノルル市との友好を記念するイベントを開催しました。
 広島からは戦前にたくさんの移民がハワイに渡りました。 また、ホノルル市のパールハーバーで太平洋戦争が始まり、戦争末期には広島に原爆が落とされたという歴史があるからこそ、両市が友好を育くむ意義があります。 広島市はホノルル市と昭和34年(1959年)から姉妹友好都市提携を結んでおり、平成13年(2001年)に姉妹都市提携を祝う「ホノルルの日」を定めて、記念イベントを毎年開催しています。
 今年は、広島県とハワイ州の友好都市提携25周年を祝い、ハワイから約60名の訪問団が来広する時期に合わせ、イゲ・ハワイ州知事、ハワイ州上院議員の方々にも出席を頂いて、市民約300人と共に盛大に開催しました。
 来場者には開演前より、ハワイアングッズ、スイーツ、リボンレイの展示・販売や、ハワイと広島の繋がりを紹介するパネル展示を楽しんでいただきました。
 記念イベントは、まず、儀式などで披露されることが多い古典フラ「カヒコ」で始まり、その後、実行委員長、ハワイ州知事、広島県知事、広島市長、ビデオによるホノルル市長の挨拶がありました。
 さらに、ハワイ州観光局提供のビデオ上映では、大自然と環境への配慮、先住民の固有の文化への理解、 ハワイと日本の文化的共通点等を、美しい映像を通して学ぶことができました。
 続いて、ヒロシマ・メッセンジャーの三戸田和恵(みとだ かずえ)さんと辰崎裕美子(たつざき ゆみこ)さんが、それぞれ、ご家族がハワイに移民した話や、フラ講師としてのハワイへの渡航経験を交えながら、ハワイを紹介し、好評でした。
 記念ステージでは、まず広島のフラグループがハワイアンバンドの生演奏に合わせて華やかな演舞を披露し、ハワイからの来賓に、広島市民が日頃からハワイ州・ホノルル市に親しみを持っていることを伝えました。 また、メインコンサートでは、世界的に著名なウクレレ奏者であるジェイク・シマブクロ氏とハーブ・オオタ・Jr氏が演奏し、会場全体が穏やかで美しい音色に包まれました。 イゲ州知事がマイ・ウクレレでステージに飛び入り参加して見事な演奏を披露する一幕もあり、思い出に残るハワイアン・ナイトとなりました。
記念ステージ
フィナーレで一緒に舞台に立つジェイクさん、ハーブさんと、広島のフラダンサー
(国際市民交流課)
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